はてな題詠「短歌の目」4月

3回目の参戦になるんだけど、今回はもう無茶苦茶。何も考えられない。自分はこの1,5,6番目の一文字だけでどうとでも取れるお題や、逆に5文字もある3,7といった限定されすぎたお題、ましてや4のフールや8のあらまたなんていう使いどころの無いお題なんか非常に苦手だということがわかった。ほとんど全部じゃん!ということで今回は何も思い浮かばず煮詰まった感満載でお送りします。

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4月のお題 10首

1.入

足元に気をつけながら手を伸ばし掴んで落ちた、入口の前。

2.粉

入念に粉をまぶした投手の手。ここぞという日は祈りを込めて。

3.新学期

現実は見せかけだけのリセットで、新学期から昨日の続き。

4.フール

この星のどこかで起こるジェノサイド 今はあそこでダルフール危機

5.摘

摘まんでは指に残ったざらつきに ぽくぽく響くなきがらの音

6.異

手探りに向かい合わせで異なりを見せ合うように打ち解けていく

7.花祭り

許されたこの季節だけ空を舞う花祭りにはおめかししよう。

8.あらたまの

これからは振り返らない坂道をあらたまのって遠くへいこう。

9.届け

遠くから届けた声は同じ声。記号のような冷たさもある。

10.ひとつ

今ひとつ感触のない水流に身を委ねてはどこまで続く。