はてな題詠「短歌の目」5月

第3回「短歌の目」5月のお題および投稿作品一覧です - はてな題詠「短歌の目」

1. うぐいす

うぐいすの鳴き声なんて何年も聞いた覚えがない。まだいるの?

2. 窓

窓辺から差し込む日差しを目安とし、薄着で出かける肌寒い朝

3. 並ぶ

本棚に並ぶそれらは読み終えた。手に取るだけで昔に戻る

4. 水

夜遅く滴り落ちる水の音。這い出て締めて、止めばおやすみ。

5. 海

風を受け、そこにたたずむためだけに海があってもいいんじゃないかな。

6. かめ

不機嫌を声に表すことはなく、笑いながらも顔をしかめる

7. 発情

医師からの診断結果、異常なし。それは単なる発情だってよ。

8. こい

締め切りのギリギリ間近にぶちまけたこいつの処理は君に任せる

9. 茜さす

振り返る。共に歩んだ寒い日々。茜さすのが遅くなったね

10. 虹

クリームでツヤを戻した愛用品。光当てれば虹色見せる。