関空LCCハウスという妄想

Twitterでフォローしていた青木さんという人の何年も前のアイデアなんだけど、関西国際空港の近くにシェアハウスを作るのはどうかという話だった。具体的な場所は日根野とか泉佐野という地域になる。空港から電車一駅二駅が望ましい。こう言うと地元の人には悪いが、基本的に何もない場所だ。空港の近くだから。その分家賃相場は安かったりする。

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旅行者向けの短期滞在

やはりメインの対象者は旅行者となる。関西国際空港にはピーチ、ジェットスター、エアアジアなどたくさんのLCCが就航している。LCCに限らず国際線の早朝便、深夜便も多い。そういうのに乗る人で朝4時とか5時に起きて難波あたりから電車に乗ったり前日入りして空港泊するのがつらいという人、もしくは深夜や早朝に空港に着いたばかりで移動がつらいという人のために、カウチサーファーとしてリビングに泊まってもうのはどうだろう。考えようによっては空港泊の方がマシかもしれないけれど、少なくともシャワーをタダで使える。

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個室を利用したい、またはドミトリーでもいいからベッドで寝たいをという人のためにAirbnb的に1泊や2泊有料で部屋を貸すというのもいいだろう。それをオープンにやるとなると完全に旅館業法が関わってくるけど。

他に季節の違う国へ行く人が服などを預ける場所にできたら便利だと思う。自分で南京錠を掛けるタイプのホステル式ロッカーなどで。関空のコインロッカーはバカ高いから。

関空をよく利用する人なら行き帰りや空港を利用する度に常連になってもらえるかもしれない。大阪は寄っただけという人や、トランジットが長い人にも空港の近くは便利だろう。ホテルはたくさんあるけれどわざわざホテルに泊まりたくない人だって多いはずだ。

LCCが増えて旅行は気軽にできるようになった。最近は少ないけれど、国内航空券なんかがセールになると1000円しないこともザラにある。それ以外の点で時間であったり季節であったり安いなりの理由があるため、全てを安く気軽に済ませようというのはなかなか難しい。せっかくLCCで気軽な航空券を手にしたんだから飛行機以外の面においても気軽さを維持できるような場所になればいいと思う。空港までの移動って本当に遠かったり高くて大変だから。

住人はどうするか?

長期滞在の住人を見つけられるだろうか。1ヶ月単位は難しいかもしれない。本当に頻繁に飛行機に乗る人が寝るためだけの部屋として幽霊部員みたいに確保することはあり得るかもしれない。

他に考えられるのは空港関係者。フライトアテンダントと同居なんてことはちょっと考えにくいけれど、それ以外にも空港で働く人はいくらでもいる。職場から近くて安くてシェア生活を望む人がいればもってこいだ。再び申し訳ないけれど何もない地域に住む退屈さも紛れるかもしれない。

中期滞在希望者はいるのか?

1週間単位の中期滞在者というのは一番難しいだろう。大阪観光の拠点としては少し遠すぎる。パソコンで在宅ワークをしていたり落ち着いた場所でのんびり気ままに過ごしたい人が、次の行き先への繋ぎとして空港近くに1週間近くのんびり滞在というのはあり得るかもしれない。まあそれでも難しいかな。

滞在費の代わりに働く人

今泊まっているところもそうなんだけど、ホステルなどで働く人が宿泊客であるというケースは多かった。ただ仕事量があまりにも少ないため報酬は出ず、宿泊費がタダになるというだけ。彼らは長期旅行の滞在費を浮かすためそこにいたり、空いた時間にボランティアをしたりワーキングホリデーで他にアルバイトをしている人もいた。関空のあたりで別の仕事を探すのは難しいかもしれないけれど、ブロガーとか家で仕事が出来る人なら困らないだろうし、そういう人にとって滞在費がタダになるのはおいしいと思う。旅行が好きであれば旅行もしやすくて、旅行者が行き交えば飽きないしネタにも困らない。

何もない地域と言ったって

何もない場所とはいえ大阪府だ。田舎の山奥ではない。生活に必要なものは揃うだろうし近くにはりんくうタウンというアウトレットモールもある。そしてもちろん空港がある。空港にはある意味何でもあると言っていい。そして何よりも、難波まで南海電車で片道約1時間920円で行ける。特急サザン自由席なら同じ料金で40分程度だ(ラピートは特急料金要)。交通費が出る勤務先であれば大阪市まで通勤も普通にできる。

これはただの妄想に終わりました。難しい点があるとすればやはり家を探すところと、人を探すところだろうか。