帰国前日記

長い長い、と言ってもたった5ヶ月の労働生活が終わった。この5ヶ月間はただその後の旅行のためだけに働いていた。それがなければ我慢できなかっただろう。それは大変とか難しいというよりも単に同じことをずっとやっていて退屈だった。そうやって誰もがお金だったり何かのために日々の労働生活を我慢している。僕の場合、そのうちの短い一つがひとまず終了した。これからの旅行は去年同様また1ヶ月間。旅行が終わった後どうするか具体的には考えていない。とりあえずまたオーストラリアに戻ってきて、パース以外の地域や街を周って働けたら2ヶ月ほどだけでも働いてまた日本に一旦帰るのだろう。ビザは7月頭まで残っている。それでも一応今のところは未定。

昨日、5ヶ月ぶりにパースシティへ戻ってきた。明日飛行機に乗り、タイ経由で日本へ向かう。5ヶ月ぶりのパースシティと言っても2ヶ月間だらだらと住んでいたから特に違和感ない。PIAFというイベントの広告があちこちに上がっており、ちょうど僕がいなくなる2/11から開催されるということでタイミングが悪すぎる。嘆かわしい。前にパースシティに居た2ヶ月は職探しをしていただけで行動範囲は狭く、覚えているのは図書館の場所だったりスーパー、電車の乗り方、よくネットを利用していた市立図書館は閉鎖していた。戻ってきてやることは自分用のお土産を買うぐらい。やることがない。特に今日は暑すぎて42℃まで気温が上がる予定であり、外をダラダラと歩くだけでも気が引ける。

ここにいた2ヶ月間は、ファームで過ごした5ヶ月間は、オーストラリアに来てからの7ヶ月はなんだったのだろう。ただ時間を浪費しただけと言えば、それは何事にも当てはまる。浪費ではないと確信できるような時間の使い方なんて、僕には思いつかない。人生死ぬまで暇潰しと言うが、全ての時間が無駄であり浪費だとも言えるだろう。下天のうちをくらぶれば夢幻の如くなり。人生はとりあえず脇に置いといて、オーストラリアの7ヶ月、それに至るまでの1ヶ月旅行及び1年5ヶ月のカナダ滞在はなんだったのかというと、やはりなんでもなかった。ただ時間だけが過ぎていった。

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2016.2.10 パース空港にて