Leica直営店のセンサークリーニングが無料だった

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※2021年9月以降有料になったそうです。残念

去年から写真のゴミがずっと気になっていた。かなりひどい状況だったが僕は外国にいたため、メーカーの直営店はカナダにもオーストラリアにもなくカメラ屋に持っていくのもどうかなと思い、日本に帰るタイミングで掃除しようと思っていた。自分でセンサーを掃除することもできるが、そのあたり触ったことがなく不安だ。一応ペッタックスのクリーニングキットは購入した。

PENTAX イメージセンサークリーニングキット O-ICK1 39357

PENTAX イメージセンサークリーニングキット O-ICK1 39357

 

 

Leica銀座店へ

Leica Ginza

そういえば直営店でクリーニングのサービスをやっていたことを思い出し、関東に立ち寄った際にLeica銀座店へ行ってみた。カメラは中古であり、ここで購入した物ではない。レンズも同じ。Leica直営店には何の利益も落としておらず、そういったサービスを受けるにあたりどれぐらい費用がかかるのか気になっていた。

Leica銀座店は小さな店舗だが高級ブティックのような佇まいで、平日の昼間ながら客も何人か入っている。壁に埋め込まれた展示ブースの中には、歴代の機種がガラス越しに並んでいた。カメラ屋というより博物館の様相を醸しだしており、機材ファンであれば見るだけでも面白いかもしれない。クリーニングについて尋ねると、二階の奥にあるカスタマーケアで受け付けているということだった。

カスタマーケアの窓口には白衣を着た女性が立っている。クリーニングについて尋ねると、奥から同じく白衣を着た初老の男性が出てきた。奥はラボのようになっていた。

直営店のセンサークリーニング

「センサークリーニングお願いしたいんですけど」

「クリーニングには2種類のメニューがあります。どちらにいたしますか」

空気で飛ばすだけの簡易クリーニングと、徹底的に行うタイプの2種類があると言われた。簡易クリーニングなら無料で、預けてから1時間もあれば受け取りができるということだ。有料の方は1万以上かかった。汚れの程度は気になったが時間もお金もないため簡易クリーニングを頼もうと思い、ついでにいくつか気になることを尋ねた。

Q1「エアークリーニングって自分でやっても同じですか?」

もし自分でできるならあえて預ける必要もないと思い聞いてみた。

A1「それはブロアで飛ばすだけのことをおっしゃってますか?それとは全然違います。空気で飛ばすと言っても業務用の設備を使ったクリーニングになりますので、ご自身でされるよりこちらに預けていただいたほうが精度が高いです」

Q2「市販のクリーニングキットを持っているんですけど、あれってどうなんですか?」

通称ペンタ棒を購入していたから、使う前に聞いてみた。

A2「ペンタックスさんで出されているスティック状のクリーニングキットのことですよね、あれをご自身で使用される場合には十分注意されたほうがいいと思います。よくセンサーを傷つけたり割る方がいらっしゃいます。センサーを割ってしまうと交換の費用がかなりかかってしまいますから」

Q3「このクリーニングって、Leica京都店でもやってますか?」

関東には一時的に立ち寄っているだけなので、地元でもできるのか聞いてみた。

A3「京都店でも受け付けておりますが、向こうはスタッフが一人しかいないため非番の日や業務が立て込んでいる日など、すぐにお返しできないことがあります」

とりあえずここでお願いすることは決めていたので、受付伝票を書いて預かってもらった。ネットで調べた情報だと初回は無料とかなんとか書いてあったが、今回そのようなことは言われなかった。クリーニングをお願いするのは初めてだったものの、10年物の中古カメラであり今回が初回ではない可能性が高いから少し気になっていた。そのまま無料で預かってくれて、言われたとおり1時間ほど経ってから受け取った。

ゴミはきれいに除去されていた。レンズを絞っても斑点が見当たらず、無料で1時間の簡易クリーニングは十分に効果を発揮している。ありがとうLeica銀座店!

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クリーニング後 f8.0

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