日記とか感想とか

ヒトコトへの回答.18通目

こんにちは。「内」のカテゴリの記事に非常に共感します。質問です。川添さんは人生の次の一手をいまどのように考えていますか?

「内」カテゴリとはこれです。

内 カテゴリーの記事一覧 - Letter from Kyoto

人生の次の一手、人生計画みたいなものはあまり考えていません。もともと新卒で会社員になったとき40年勤め上げるつもりだったのが6年でリタイアしてしまって、先のことを考えてもうまくいかないのは身にしみている。2年半の間外国で過ごしても何事もなく帰ってきて、それからずっと貯金が続くわけでもなくニート生活もそろそろ限界。先のことは考えないと言いつつ、差し当たって具体的な次の一手が必要な局面か。とりあえず去年の秋にJICAボランティアに応募していたんだけど、結果どうなるかはわからない。受かったら2年ほどアフリカに行って、落ちたら何やるかは考えていない。仮に受かったとしても、2年後日本に帰ってきてどうするかは全く何もない。むしろ何か良い案はないですか?

今週の岡田斗司夫ゼミ

NHKEテレの「ねほりんぱほりん」「昔話法定」の話が面白かった。「ねほりんぱほりん」は「ナンパ教室に通う男」「偽装キラキラ女子」「地下アイドル」などネットと親和性の高い話題ばかり扱っているようだ。NHK教育テレビでありながら「セフレ」という単語を連発したり、かなりタブーに切り込んだ内容になっていて民放との立場が逆転していると言われていた。特に「ナンパ教室」の回は是非見てほしいということだったけど、ナンパ教室とは最近再び話題に上がっている恋愛工学のこと。動画はYouTubeなどで勝手にあげられているが、公式で文字起こしもされている。

「ナンパ教室に通う男」まとめ | 赤裸々トークまとめ | ねほりんぱほりんブログ:NHK

「地下アイドル・前編」 まとめ | 赤裸々トークまとめ | ねほりんぱほりんブログ:NHK

「昔話法定」は「浦島太郎裁判」や「三匹の子豚裁判」など昔話を現代の法解釈のもとで裁判にかけて争う番組で、学校などで議論できるように公式動画や先生向けの教材までネットで配布されている。

昔話法廷 [ 小5~6・中・高]|NHK for School

情報元:#164表 岡田斗司夫ゼミ『山田玲司先生に聞く マンガのドラマ化って、なぜ原作レイプになっちゃうの?!』(4.56) - ニコニコ動画

英語の話

英語で喋っている人の話を聞いていて、わからなかった人から「なんて言ってたの?」と聞かれとき上手く説明できなかった。自分は内容を理解しているつもりだったんだけど、それを日本語で説明するとなるととっさに言葉が出てこない。あれ、なんでだろう、もしかして自分もわかってなかったのかな?なんて思ったが、どうやら違った。

英語の話を聞いていたときは、英語でそのまま理解していた。単語とか文章とかフレーズとかいちいち頭の中で日本語に翻訳せずに理解している。だから、それらを日本語でなんて言えばいいのかわからなかったのだ。「なんとなくこんなことを言っていた」という短い要約ならできるけれど、話していた言葉全部は覚えていないからすげー省略してしまい、はたから見れば「この人本当にわかってんのか?」と思われるような対応になってしまう。

僕が正確に通訳しようと思えば、一旦録音してストップ再生を繰り返しながら一文ずつ翻訳していくしかない。英会話ができるのと、通訳ができるのとでは必要とされるスキルがまた違ってくる。だから同時通訳する人は、話している言葉の記憶力と、言語の切り替えを繰り返すのがすげーなーと思う。あの作業は実際すごく負担がかかるらしい。

カナダのランゲージスクールに通っていたときは、日本語を使わず全部英語で学んでいた。英単語やフレーズを覚えるときも、日本語訳で覚えるのではなく英英辞典を使うように英語で意味を理解して覚えていた。その後日本に帰ってきてから単語帳などで勉強をしていると違和感があった。日本語訳と照らし合わせて勉強するから、英語⇄日本語と言語の切り替えをしょちゅう行わなければいけない。これが結構大変だ。もしかして二度手間なんじゃないか?

英語がわかっていても、それを日本語で何て言うのか知らない、わからないっていうことは結構普通にあるっていう話でした。これ、僕みたいな初級英会話者ならみんな経験していると思う。

中田ヤスタカ先生のアドバイス

2017年1月25日22時より放送のTOKYO FM SCHOOL OF LOCKにて、ゲスト出演してた中田ヤスタカの、学生に対するアドバイスがおもしろかった。この人音楽プロデューサーなのに、何気に名言を吐く。

「教えてヤスタカ先生!」という即席のコーナーで、悩める若者から人生相談を募集し生放送で回答していた。

オリジナリティを持てない

一人目は絵を描いている芸大受験生からの相談で、「人マネばかりで自分のオリジナリティが持てない。どうすれば自分だけのオリジナリティを持つことができるのか」という内容だった。それに対して中田ヤスタカの答えは、

今、好きな作品がたくさんあるんじゃないかな。そこに近づきたいっていう思いがあると思うんだけど、すごく好きな作品があって、それと同じようなものを作ろうと思っても結局は同じようにならない部分がオリジナリティだから、そこを好きになればいいんじゃないかな?

“自分っぽい所が残っちゃうな”っていう部分を武器にしていくと良いと思うな

すげーこの人言葉で語るなー。こんな的確な回答をするなんて意外でしかなかった。おそらく自分の中でも過去にこのような問答があり、既に答えが出ていたのだろう。オリジナリティとは、模倣からあぶれ出た一見"あら"のような部分の積み重ねだったりするのか。

目標に向けてやっていけるか不安

二人目の相談者は今年の春から大学に通う高校生で、強豪の部活に入ることが決まっているそうだ。スポーツ推薦というやつだろう。「日本代表選手ばかりの中に入って、4年間自分がやっていけるのか不安。どうやって目標を立てればいいのか教えて欲しい」ということだった。日本一になりたいという漠然とした大きな目標はあるようだが、それに対してどう向かっていけばいいのかわからないという話。中田ヤスタカの回答は、

僕はすごい目標があった場合、間を考えるようにしているんですよ。自分が一つの点(ポイント)だったとして、離れたところに目標となる点があったときに、まっすぐ直線で進むのは無理じゃないですか。一番短かい距離で進めたらいいけど、そんな人生上手くいかないから、近づいている時に間を想像するようにしているんです。

(中略)遠すぎると実感がないから、間をたくさん想像すると良いと思いますよ!間の充実した気持ち、みたいなイメージですね。ノルマになっちゃうと辛いので、上手くいっている道のりのイメージを持って、来月になった時には次の良いイメージを考え続けるって感じです。

高い目標を掲げると、その過程には数々の障壁が存在する。その壁を見るだけで、この先やっていけるのか不安になる。そんなときに、いかにしてモチベーションを維持するか講座ですね。不安になったり道半ばで挫折しないようにするためには、合間合間で充実することが大事、ということらしいです。根を詰めていっぱいいっぱいにならないように、途中を楽しむ。目標達成までの過程にある、小さな喜びを積み重ねて、少しずつ前に進んでいくイメージだろうか。

こういう話って成功した人の頭の中に経験則としてあったとしても、いきなり話を振られてスムーズに言葉が出るもんじゃない。それがしかもわかりやすく、実感が伴っている。中田ヤスタカは音楽の人で感性の人ってイメージがあったけど、やっぱ作詞もしているから言葉にするのが上手いんだろうか。

公式の全文文字起こしはこちら。

中田ヤスタカ先生が初来校!!「教えて!ヤスタカ先生」!! | 未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK! 生放送教室

変な人と知り合いたい

昨日Kindleの日替わりセールになってた「怪魚ウモッカ格闘記」を買って読んでいる。高野秀行がインドに生息すると言われている未知の怪魚「ウモッカ」を追い求めるノンフィクション。高野さんはウモッカを探しに行くにあたり、まずウモッカを発見したという人や、それにまつわる記事を書いている人に会いに行く。彼らは40前後の妻帯者ばかりで、まともな職についているにも関わらずブッ飛んでいるのがおもしろい。このブッ飛んでいる人たちとこんなにたくさん出会える高野さんがうらやましすぎる。やってることがやってることだけに、必然的にそういう人たちと巡り会うのだろう。自分の周りではこんな人たち見たことがない。うらやましい。本はまだ読んでいる途中です。

世間では「未知動物 = インチキ」、ひいては「インチキなものが好き = ヤバい人間」と思われがちらしい。少なくとも、さくだいおうさんに限らず、他の未知動物好きもそう警戒している人が多い。

「不老不死研究」については、私の想像力を超えているし、頑張ってほしいとしか言えない

この人もまた一般道二百キロ級の人だった。それは、「ネッシーを生け捕りにするためにネス湖に巨大な網を持っていったことがある」という逸話からもすぐわかるだろう。

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