はてな題詠「短歌の目」2017年2月の感想と振り返り

先月同様、遊び心を基準に個人的に気になったものをピックアップして、感想などを。一応全部目を通しているんですが、数が多いんで各お題に一つということで。接戦は「3.入」でした。ついでに自分の短歌も振り返ってみたいと思います。

短歌の目2月みなさまの作品をご紹介します - はてな題詠「短歌の目」

1.洗

からからで息ができない薄皮を洗い流せる雨をください

なんとなくジャガイモを洗う姿が思い浮かんだ。

短歌の目2月(あわいあおぞら) - 窓のむこうはたぶん海

2.鬼

「来年のことを囃すと鬼が来る」「鬼でもいいから会いたいんだよ」

泣いた赤鬼の真実を知った村人の姿を勝手に想像した。

あなたはどこかで幸せですか~短歌の目二期・2月の巻~ - さよならドルバッキー

3.入

花が生けーー昨日のトイレ入ったら仮設だったがーーてあって和んだ

なんていうか、とりあげないといけない気がして。でも便器に浮かんでる花を思い浮かべてしまった。

短歌の自由201702号 - 意味をあたえる

4.チョコ

ゲレンデはさすがに無理ですチロルチョコならば溶けなくもない恋です

ポケットに入れておけば勝手に溶けるお手軽感。

短歌の目2月に参加いたします。 - つのへび日記

5.きさらぎ

よくわからなかった

テーマ:夢

ドアがあるドアのむこうに道がある道のむこうに君が待ってる

なぜかドアを何重も開けていく姿を想像した。合わせ鏡みたいな。

はてな題詠「短歌の目」1702 - ひとり文芸部 採集社

自分のやつ

題詠 5首

1.洗

洗脳を受けて帰ってきた彼の熱狂ぶりがいたたまれない

洗う、であまり出てこない言葉を持ってこようと思ったら洗脳になった。

2.鬼

空手家の盧山初雄、人呼んで「ローキックの鬼」。そんなことある?

ローヤマ初雄はリングネームじゃなくて本名です。

3.入

入り口の見えない中を、手探りに奥へ進んで、顔を合わせる

布団の中ですね。

4.チョコ

ネクタイを締め、スーツを着、お出迎え。靴と鞄はチョコレート色

駅で待ち合わせをしているサラリーマン風の人を想像した。

5.きさらぎ

近づいて、遠ざかるまであと少し。きさらぎのねつ、うちにとどめる

きさらぎってなんやねん、ってところから卒業間際に仲良くなる友人たちを歌った。

テーマ「夢」

もう少し長く居れたら、真実になると信じる。こちら側こそ

ずっと夢の中で暮らしたい!!

はてな題詠「短歌の目」2017年2月 - Letter from Kyoto