どこにいてもしっくりこない

今までいろいろな場にいたり、何かに属していたことがあるけれど、どこにいてもしっくりこない感じがずっと続いている。なんかそういう居場所を求めているようなことはないんだけど、こうもしっくりこないもんかね。場にそぐわない感じ、馴染めない感じ、これってなんなんだろう。自分以外がどうなのか知らないが、どこにいてもなんか違うなーってずっと思い続けている。考えていることが違うし、言っていることが違う。思想が違う。そういうもんなんだろうと思いつつも、こんなにもずっと違和感を抱き続けて生きていくのだろうか、とも思う。

もともと存在する団体や組織なんかに所属するときには、それなりの空気に合わせようとする。ある程度把握して合わせないことには、所属もままならない。しかしやはりそこには、心の底から乗っかれないことが多くて、中途半端に片足だけ踏み込んでいるようで居心地が悪い。そして違和感が大きくなるとやはり、耐え難くて抜け出してしまう。それがわかっているから、なるべくなら無駄な過程は省こうと、出来る限りは足を突っ込まないように心がけている。やる前からわかりきっていることを試みるなんてバカな真似をするのは、最初の何回かだけだろう。

そういうわけで、場であったりも自前で用意したほうがいいんじゃないかと思い、発起人になることも何度かあった。しかしそれはそれでうまくいかない。まず偏りすぎていて人が集まらない。もうちょっと範囲を広げたら、初めに想定していた場と全然違うものになってしまって、出来上がったものを見てなんじゃこりゃと思うことが多い。それでも責任を感じて違うなりに続けようとするが、自然に崩壊しますよね。それぞれ向いている方向が違うんだから。人が集う場合には、全部が全部は無理だけどある一定の理念なり目的を共有するところから始まるはずなのに、うまくいかない。見ているものが違う。

なんなんだろう、やっぱり各々の目的を第一優先して、場の共通項みたいなものはそこそこにとどめておけばいいのだろうか。つくづく共同体は難しい。本当に向いてないと思う。簡単に言えば、話が合わない。誰とも合わない。合わせようとするってことは、合わないっていうことだ。極めて薄い共通項があったとしても、その背景や根本があまりにも違うために表面的なやりとりにしかならない。違和感しか無い。だから会話としては、お互い違う者同士だと認識した上で探り合うほうが成り立つ。そういった会話はそれ以上の発展性がなく、前提からして異なっているため共同作業も何もない。

一人なんかな。一人なんだけど、求めるものが一致するってことは本当に全然全く無いんだなー。