言ったことを覚えていない

最近人と話していて、ペットと子供の話だったと思う。僕は今までに一度もペットを飼ったことがなく、ましてや子供はいない。しかしなぜか、犬や猫、子供と仲良くなりやすい。動物や子供なんて誰とでも仲良くなるもんだろうと思っていたが、好かれない人は本当に好かれないようだ。僕はむしろ、人よりも子供やペットの方が仲良くなりやすい。人とは滅多に仲良くなれない。それは僕が人嫌いだとかそういう理由ではない。むしろ、僕は犬も猫も子供も好きじゃない。嫌いというわけではないが、何とも思わない(一時期動物嫌いを自称していたがそれは不潔だからという理由で存在が嫌いというわけではない)。可愛がったりあやしたりしない。子供や動物と話すときも、大人と話すときも同じ。多少砕けた感じにはなるが、話す中身もそんなに変わらない。動物と話ができるわけではなく、一方的に話しかけている変な人みたいになる。

まあとにかく、そういう話をしていたら

「それって前言ってたやつですか?対等に話すから友達になるっていう」

と言われた。前言ってたっけ?「前に言ったっけ?」と言った。

「3回ぐらいに分けて聞きましたよ」と言われた。全く記憶にない。と言うか今に始まったことではなく、自分が喋ったことを基本的に覚えてない。人が言ったことは多少覚えているが、自分が言ったことはほぼ全くと言っていいほど記憶にない。検索したら真っ先にうつ病の症状が出てきたが、そういうものではないと思う。人はそういう風にできているのだろうか?

多分、人間はどうでもいいことや興味ないことを忘れるようにできている。自分が人に話すことなんて基本的にどうでもいいし、興味ない。だから誰に何言ったかなんていちいち覚えていないだけだろう。「前にもその話聞きました」って多分言われるだろうから、枕詞のように「前に言ったかもしれないけど」と言うようになった。あまりよくないなあと思う。思い出す努力を放棄したみたいだ。脳の退化を促進させる。でも誰に何言ったかなんて本当に覚えてない。どう頑張っても記憶できるもんじゃない。そして同じ話を聞かされたらやはりつまらないだろう。だからなるべく自分の話は、聞かれなければしないほうがいい。聞かれてないってことは興味ないってことだから、興味持たれていない話をするのはただの迷惑でしかない。ブログは興味なければ読まなければいいだけなんだから、同じ話を何度もしてます。