ときどきふとスイッチが切れそうになる

平然と日常を過ごしている。朝起き、業務をこなし、食事をとって、人と会話をし、また就寝する。こういう当たり前の生活が、実は自分にとって非日常で、常にスイッチオンの状態を維持している。だから気が休まらない。気が狂っているように感じる。寒気がするし、嘔吐しそうだ。旅行中もそのように感じることがある。荷物を持って移動し、ドミトリーに泊まり、慣れない言葉をつかい、そんなときにもう疲れた、何もかもどうでもよくなってしまうと、部屋から一歩も出なくなったり、ベッドから起き上がれなくなる。スイッチがオフの状態になる。旅行中にそれがくるともったいないし、破滅しかねないから冷静に対処するようにしている。1日しっかりオフにして、なるべく早くオンにするようにしたり。

今もときどきふとスイッチが切れそうになる。何もかも放り出したくなる。全てが恐ろしく感じる。何事にも干渉されたくない。誰とも関わりたくない。暗い場所に閉じこもって目を覚ましたくない。自分はここで何やってるんだろう。休日がもっと欲しい。週休4日は欲しい。休みの日に何をするかというと、自主的に電源を切る。週2日ぐらいは外界を遮断して暮らしたい。残り2日を本読んだり映画を見たり外に出たりして自由に使いたい。実際にそういうことはできないから、なるべく意識しないようにしている。認識してしまうと嫌気に飲み込まれそうで、気づかないふりをしてだましだまし過ごしている。

平気なようで、平気でない。現状を管理できるかというと、できるような気もするし、気を抜けば流れ去ってしまいそうにも思う。多分まじめに受け止め過ぎなのだろう。取り組むのも、気を抜くのも、もっと気軽に行き来できたらいい。ただやはり絶対的に余暇の時間が足りない。僅かな時間で気を休める手段を確立したい。最近は睡眠時間が伸びてしまい、そこで解消できているのか、とにかく時間を使っている。もっと短時間で効果的に。今までどうやってたんだろうと思ったら、酒を飲んでいた。酒を断っているせいか!