結局成人式は昨日だったのか今日だったのか

朝から何度も振り袖の人を見かけた。昨日も見かけた。そういえば、成人の日は15日じゃなくなったんだっけ。成人式自体は昨日行われたのか、今日行われたのか、どっちなんだ。どっちでもいいけれど郵便局に用事があって、今日行こうと思ったらやってない。近くの郵便局は土日が空いてないから、月曜日に行く予定にしていたのに、わけもわからず月曜日に祝日持ってこられて毎回月曜日も休みになってしまい予定が狂うからめっちゃ困る。こういう無駄な三連休とかなくして、早く1ヶ月単位のバケーションを導入してください。みんなが一斉に休むのは土日と正月だけでいい。

しかたなく、土日祝もやっているちょっと遠くのでっかい郵便局まで行った。みんな僕と同じような事を考えていたのか、窓口は3つも空いているというのに行列ができていた。

他の郵便局が閉まっているから、ここに殺到しているのだろう。行列が少しずつ前に進んでいくと、窓口の一つがいつまで経っても入れ替わっていないことに気づいた。外国人がでっかいダンボールを持ってきており、郵便局員と意思疎通ができていない。どうやらタイ人のようで、自国に荷物を送ろうとしているが、局員はリチウムイオンバッテリーが送れないとかどうとかずっと言っている。

自分の番まで窓口が回ってきて、受付はあっという間に済んだが隣のタイ人はいまだに手続きが進んでいない。あまりに見かねて「手伝いましょうか」と間に入っていった。ここでタイ人が英語話者じゃなければ僕だって何もできないんだけど、さいわい英語を話す人で助かった。タイ人は自国へ荷物を送るための伝票を持ってきていたが、何をどう書いていいのかわからなかったようで全然埋まっていなかった。

必要な箇所を一つ一つ説明して、項目を埋めてもらった。航空便なのか、SALなのか、船便なのか、それぞれ料金はいくらなのか、どれぐらいで向こうに着くのか、荷物の中身はなんなのか、価格はいくらなのか、そんなやりとりをしては伝票を埋めてもらっていた。送るものはiMacで、リチウムイオンバッテリーなど入っていなかった。手続きはものの数分で終わった。郵便局員からはなんかお礼の品をもらい、タイ人からもお礼の言葉をもらった。

なんでこんな間に入ったかというと、カナダにいた頃に郵便関連で、カナダ人に助けられたことがあったからだった。当時日本から僕宛に送ってもらった荷物が、誤配されてしまった。カナダポストに電話するが、英語でなんて言っていいかわからず、英語で電話のやりとりも難しかったため、カナダ人の友人に内容を説明して、代わりに電話してくれないかと頼んだことがあった。彼女はすんなり了承してくれた。他にも外国で現地の人に助けられた経験は数え切れないほどある。

それら全て、そういった手助けは、一方的に受け取っているだけではよろしくない。僕が受け取ったなら、リレーのように繋いでいかないと途切れてしまう。僕はバトンを渡しただけ。今まで受け取ったいくつものバトンの一つを、今日の彼に一つ渡したに過ぎない。