インスタント麺は何が好きか

おとついから始めた、どうでもいいテーマで書くどうでもいいコラム。今回のテーマは「インスタント麺」。テーマを募集したところ、奥さんより提示された。

なぜインスタント麺なのかというと、おそらく本人が好きだからだろう。コンビニやスーパーで、季節限定の珍しいものがあると買ってくる。もう二度と再販されないであろう、一発企画モノインスタント麺があると必ず買ってくる。珍しい味を試したいようだ。僕にそんな趣味はない。

僕がインスタント麺を食べる理由は「安いから」と「めんどくさいから」に尽きる。コンビニブランドだと100円ぐらいから買えるものもあり、お湯を注ぐだけ。カップラーメンや焼きそばをよく食べていたのはいつだっただろう?中高生の頃も、昼食でよく食べていた記憶がある。あまりに昔過ぎてはっきりとは覚えていない。会社員の頃は昼食でよく食べていた。カナダやオーストラリアにいたときは、カップではなく袋に入った即席麺を食べていた。ガーナにもインドミーというインドネシアの即席麺があった。けっこう常に食べているな。

僕が食べていたそれは、奥さんのような遊びではなく、いつでもどこでもれっきとした食事であった。インスタント食品は健康に悪いと言われていたから、なるべくサラダやおにぎりを併せていた。ただ、エースコックの社長は自社の春雨ヌードルを自ら毎日食べていると言っていたので、害はないのだろうと多少信用していたところがある。

インスタント麺の何が好きかと聞かれたら、即座に答えられるだろうか?僕の場合は、よくよく考えたところで答えられない。そんなにこだわりがない。カップヌードルだったらなんだろう、プレーンな味はあまり買わないかもしれない。シーフードとカレーを行ったり来たり、塩とか味噌は味の記憶がない。チリトマトはあんまり。トムヤムクンも覚えていない。欧風カレーチーズはおいしかった。クリーミーシーフードもあれば買っていた。じゃあカップヌードルのお気に入りはクリーミーシーフードということにする。挙げていけば答えられるもんだ。

焼きそばはUFOかペヤング派かで分かれる。それ以外に一平ちゃんとかあったっけ。松村邦洋は今何やってるのだろう。ペヤングは大盛りしかなくて、食べづらかった。UFOはソースがあんまり。でも実家に住んでいたとき買い置きがあって、家でよく食べていた気がする。UFOを買って会社で食べようとしていたときに一度、お湯を抜こうとして麺ごとドバっと流しにこぼしてしまったことがあった。それを同じ会社のおっさんに見られて「それほんまにやるやついるんや!笑」とめちゃくちゃ笑われた。

辛ラーメンはカナダでもガーナでも日本人や韓国人に流行っていた。僕は特別好きではない。おいしいとは思うけど。オーストラリアにはインスタントのミーゴレンが何種類もあり、いろいろ買って食べていた。めちゃくちゃ辛いけれど、飽きない。袋麺だから具なし。栄養バランスなんてあったもんじゃない。ガーナで売っていたインドミーは、日本でもカルディ等で買えます。そんなにおいしくないけれど、ガーナにいた頃は他に即席麺がないから仕方なく食べていた。

理想のカップ麺の食べ方は、友人数人と深夜のコンビニへ出向き、その場でお湯を入れて駐車場で食べる食べ方。田舎のヤンキースタイル。インスタント食品を含むコンビニ飯は、仲間内で集まって食べるのが若かりし頃の思い出であった。今の子供もそんなことするのだろうか。