ヒゲを剃らない理由

今は髭を剃っておらず、残している。ときどきその理由を聞かれることがあって、そんなことどうでもいいだろと思うんだけど、自分も人に訊ねたことがあったからお互い様だ。人はよくそういう他人のどうでもいいことを訊いたりする。

ヒゲを剃らない一番の理由は、毎日剃るのがめんどくさいから。一度剃りだすと、毎日剃らないといけない。ヒゲはちょっと生えている状態が一番見栄えが悪いから、ヒゲを剃る=毎日剃るということになる。会社員の頃はそれをちゃんとやっていたけれど、やらなくてもいいならやりたくない。めんどくさいから。それだけ。

今は一週間に一回ぐらい整えている。ファッションでヒゲを作っている人は、きっと毎日整えているのだろう。もしくはヒゲが濃いと頻繁に手入れしないといけないかもしれない。僕はそうじゃないからけっこうほったらかし。一ヶ月ぐらい放置することもあって、さすがにひどい顔をしているから伸びた分だけバリカンで刈る。手入れはそれだけ。ヒゲを全部剃ってしまうより楽だ。

それ以外に「髭が似合っている」と言われたから残していた時期もあった。あとは単純に、鼻の下が長いから、髭が残っている方が顔のパーツのバランスがいい。ほうれい線も隠れる。髭を残している理由として、そういった見た目上の都合も多少はある。例えば、宮崎駿なんかも髭を蓄えているが、髭を剃っている時の宮崎駿の顔はけっこうおもしろかったりする。

日本のサラリーマンはなぜヒゲNGなのだろう?会社員の頃は問答無用に毎日剃らなければいけなかった。これが意味のないただの慣習だってことはわかるんだけど、いつから?OKだった時代もあるんじゃないのかな。海外ドラマなんかを見ていたら、いつの時代もヒゲ禁止なんてルールはなさそうだ。日本も昔の人はけっこうヒゲの人が多い。今でもサラリーマンじゃなければヒゲが生えている人は普通にいる。クールビズと同じで、ヒゲの国会議員などが増えたらサラリーマンの間にもヒゲが浸透するだろうか?

そんなにどうしても剃りたくないわけではなく、突き詰めればどっちでもいい。ただなんとなく残している。ヒゲ面に主義主張やこだわりはない。髪も服もだいたい同じぐらいてきとう。ファッションヒゲの人はお手入れとか大変だろうなと思う。