フィーリングって言葉はあってるのか

フィーリングという言葉は「なんとなく」みたいな意味で使われているけれど、英語のfeelingに本当にそんな意味があるのだろうか。僕はずっと違和感を持っていた。「なんでそう思ったの?」「フィーリングだよ」みたいなことを言われるたびに、なんだよフィーリングってと思っていた。なんとなくフィーリングって言ってるだろ、と。なんとなくフィーリング。

果たして、世の中にそういう違和感を持つ人はいなかったのか。疑問を解き明かしてくれる人はいなかったのか。なんとなくフィーリングって使ってるやつをしょっぴくフィーリング警察は出動していないのか。抽象概念警察に投稿したい。フィーリングって意味あってますか?feelは感じるだけど、feelingがなんとなくそう感じた、みたいな意味で使えんのかって!!??ちゃんと解説している内容がありました。

やっぱり全然違いますね。feelingとフィーリング。

カタカナでは「フィーリングで話した」「フィーリングで書いた」など深く考えずに感覚で何かをすることを表すことができます。with feelingにすると次に紹介する「実感を込めて、気持ちを込めて」の意味になってしまいます。「フィーリングで話した」「フィーリングで書いた」などは状況にあわせて意訳するしかありません。近い表現はいくつかあります。「off the top of one’s head」は即席で、思い付きでといった意味です。

要するに「直感で」とか「なんとなく」って意味なんだろうけれど、何故それを「フィーリングで」などと言うようになったのだろう。僕が子供の頃はフィーリングなんて言わなかったような気がする。けれどやっぱりフィーリングカップルあたりがきっかけで使われるようになった和製英語なのだろうか。

それ以外にも、フィーリングっていう言葉が気に入らない理由をはっきりと自覚させてくれる内容があった。

フィーリングの使い方 この言葉は「物事が自分にフィットするか?」という文脈で使われやすいです。まさに、フィーリングが合うかどうか。その対象としては、物質や、空間、状況、もちろん人間関係など、ほとんどのものが当てはまります。

頭が悪そうだからだ!フィーリングって言う人からは、何も考えてねーぞー頭悪いぞーっていうニオイがぷんぷん漂ってくる!くせえ!アホくせえ!

直感を大事にする、だとこの感じが当てはまらない。でもフィーリングっていわれたとたん急にアホっぽくなる。なんだろうこの感じ。フィーリング!