ヒトコトへの回答⑳:承認欲求

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65通目:承認欲求は何故生まれた

なぜ人は承認を求めるのか、という2016年の記事を読み、感心しました。自分は、「承認欲求は何故生まれた」を調べていたのですが、その答えと更なる知識をあなたの記事から得ました。感謝します。Osaka 30歳女性

2016年の記事とはこちら。

「何故生まれた」というのはそういう欲求がどこから発生するのかということだろう。答えかどうかわからないけれど、僕はそうじゃないかという説を調べただけ。それにしても、5年前か。さすがに内容が古い。当時流行していた「嫌われる勇気」とアドラー心理学どうこうに釣られてこういう話題が盛り上がっていた。「嫌われる勇気」は結局読んでいない。承認欲求の話とは、実はあまり関係ないかもしれない。

この話とは直接関係ないけれど、最近「性と愛の脳科学」についての話を読んで、人が暮らす上ではつくづくホルモンとの付き合い方が大事だなーと思った。

ホルモン、なんていうの?脳内物質?神経伝達物質だって。この話は、欲とか愛とかってのはだいたい神経伝達物質の作用ですというやつ。人間の本能とか、愛情とか、感情と呼べるものは、化学物質によってもたらされる脳の信号に過ぎない。

だから、人が快適な生活を送るためには、自らの理性でもって、いかにホルモンの作用を導くか、コントロールするかにかかっている。分泌のおもむくままに行動する人は、それはそれでいいのかもしれない。けれど、悩んだり苦しんだりするんだったら、そういう道がある。仏教とかがずっとやってきたのがそれじゃないのかな。

こういうことは割と、子供の頃から意識していたほうが楽に生きられるかもしれない。例えば欲求だったり不安だったりがあれば、その原因を探る。自分はどういうときに、どういうホルモンが分泌されて、何を望んでいるのか。何が足りないのか。抑制するためには、どこにどう流していけばいいのか、満たすためには何が必要なのか。自らと向き合っていくことで、平穏な日常が保たれる、そんな気がする。

これまでのヒトコト、回答をまとめました。