なぜ、ダイエットなのか(昨日の続き)

63キロなんて、大して太っていないと思うかもしれない。少なくともBMIでは肥満にあたらない。それでは、なぜダイエットを始めたのか。きっかけは人間ドックだった。肝臓の数値が基準値を超えており、要再検査と出た。それで、市内の内科にその結果を持っていって再検査することにした。ふたたびエコーを受けたり、血液検査を受けたり。

再検査の結果としては、軽度の肝機能障害。うっすらと脂肪肝らしきものが見られる。原因として、おそらく帰国してからこの2年で急に5キロも太ったせいかもしれない、ということだった。食生活など、生活習慣の変化による急激な肥満。それがこの肝臓の数値に影響しているのではないか、という診断結果だった。

医者からは、3,4ヶ月後にまた様子を見ましょうと言われた。このままひどくなっていくと困るから、食事のバランスや運動を増やすなど生活習慣を改善した上、徐々に数値を良くしていきましょうと。それでダイエットをすることになった。

以前の体型に戻すのであれば、僕は単純に昼食をなくすことを提案した。前は食べていなかったし、少なくとも僕にとっては食べ過ぎであった。しかし奥さんにとって一日三食は当たり前で、食事を減らすのはかえって健康を損なうのではないかという懸念があった。その後僕がビールばかり飲んでいたらすごく怒られた。体質改善する気はあるのか、と言われた。

そのときはだいたい毎日ビールを2本飲んでいた。柿の種などのおつまみも食べていた。昼食を減らすぐらいなら、先にそちらをやめて欲しいというような意味合いだったのだろう。ただそうなると、僕のはけ口がなくなることも奥さんは心配していた。僕はおととしから禁煙をしており、来月で丸2年になるけれどいまだにタバコの夢を見る。そこでお酒まで辞めろと言っていいものか悩んでいたらしい。抑制しすぎることで、ストレスでかえって体を悪くしないか。

でも僕がそんなことを一切気にせずに、お酒ばかり飲んでいたから頭にきたらしい。「そんな一方的に言われても」と僕は言い返して、散々言い合いをした。結果、体質改善をするならやはり昼食は抜く、お酒はこれまでより控える(今は週の半分ぐらいしか飲んでいない)、運動はなるべく時間をとる、という形に落ち着いた。昨日書いた日記の通り、運動する時間は全然取れない。だから今は、比較的穏当な食事制限だけを行っている。

とりあえず一ヶ月で3.4キロ落ちた。今のペースでこのまま2ヶ月、3ヶ月と体重が減り続けるとは考えにくい。先月は落ちやすかった部分だけ落ちたのだろう。今後は極端な暴飲暴食を避け、今ぐらいの体重を維持できればいいのかなと思う。次回の検査で、多少なりとも体質も改善していれば、奥さんの心配のタネも一つ消えるなーと期待している。僕自身が体型を気にしているとか、体重を気にしているとか、体調が悪いとかそういうことはない。