今日の積読本⑥

今日は「腰痛探検家」です。数ある高野本の中でもひときわ奇書のおもむきが強い。この本は腰痛を持ちながら探検をする話ではない。腰痛を持った探検家の話であり、腰痛の探検をする話である。まだ読んでいないから、きっとおそらくそんな内容。

この本よりも後に買った「怪獣記」を今読んでいる。高野本ファンから名作と名高く、長い間未読だったもののやっと購入して読み始めた。トルコのワン湖に住むと言われる「ジャナワール」を探す話。まださわりしか読んでいないけれど、序盤の引き込みがすごい。なんでも「ジャナワール」のビデオを撮影したトルコ人の助教授が、「ジャナワール」についてまとめた本があり、東京で読めるというところからスタートする。

本題の「腰痛探検家」は、テーマからして地味である。読むにあたって特段躊躇も抵抗もなく、いつ読んだっていい。そう思いながらまだ手に取っていない。僕もどちらかというと腰痛持ちで、年に一度ぐらいの頻度で発症する。「腰痛探検家」を読めば、もしかすると参考になるかもしれない。ただ別に、そういう期待を込めてこの本を買ったわけではなく、読もうと思うわけでもない。

どういうタイミングで読めばいいんだろう。多くの期待を持たず、なんとなしに読む本のたぐいだと思う。他に読む本がたくさんあり、そういうタイミングがなかなか訪れていないというだけの話だろうか。おもしろいという感想は聞いているから、きっとおもしろいのだろう。ただ著者の本の中でも、どちらかというと埋もれがちなだけで。

今は積読だけど、きっと今年中には読むと思います。今年中に読む宣言を、あまりたくさんしないように気をつけたい。