ケンドーコバヤシが漫画やプロレス、古着についてめちゃくちゃ詳しくて、「知識を増やしていくのが好き」という風に言っていた。ケンドーコバヤシは進学校出身だし、勉強も得意なんだろうな。知識を体系的に結びつけて網羅している印象。
僕はそういう情報というか知識が全然覚えられない。知ってもすぐに忘れてしまう。読んだ本の内容とか全然覚えていない。この前音楽にすごく詳しい人の話を聞いて、うんちくというか、この人はこうやって音楽を体系的に取り込んでいってるんだなと思った。点と点を結びつけて線にして、ミュージシャン同士のつながりやシーンを語ったりとか。
僕は点でしか聞いておらず、それも理屈はわかっておらず感覚だけ。ジャンルや年代やシーンや変遷を全然把握していない。音楽分野に限らず、そういう知識の積み重ねみたいなのが得意じゃないんだと思う。興味があることは、その一点しか興味がないことが多いから、横にも縦にも広がらない。
点についてもちょっとかじったぐらいで満足して、また全然べつのことに飛びついては、それ繰り返している。その結果、知識とか教養といった段階にまで到達せず、しかもすぐ忘れていって何も残らない。自分にとってはなんか好きだったとか楽しかったという体験の記憶だけがうっすらと残っている。
一つの事柄から派生的に広げていくより、全く別の知らなかったことに惹かれる。音楽だったらアンビエントだったりドローンだったり、モーラムだったりレッドファンクだったり、エクスペリメンタルやフリージャズといった、それまで全く聞いたことのなかった音楽に興味が湧いて、飛び飛びに聞いてきた。これらは横のつながりは全くない。それぞれが皆離れた点。その点を深めたり掘り下げるようなことも特にしていない。なんとなくで聞いて楽しんでいる。