太宰治と三島由紀夫

太宰治、ドラッグと精神病院、自殺未遂、心中、極左活動の一方で、弱さ・繊細さと自己を前面に押し出した作品を執筆し続けた。結核の身で文壇に最後の喧嘩を売り、入水自殺で散る。三島由紀夫、ひ弱の秀才だった学生時代経て、自己を確立していく上で国家に傾倒し、その美意識と力強さから早熟の天才と言わしめた作品を数…