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カナダ・トロントでのバイト事情

ワーキングホリデー

http://www.flickr.com/photos/19953384@N00/6113290785

photo by San Diego Shooter

とんでもなく金欠故に9月下旬からバイトを始めている。ラーメン屋なんだが毎日行列ができる店で、4日間だけトライアルで入って「仕事が遅いから」という理由で同系列の他店に移され引き続きトライアルすることになった。

そこは暇といえば暇だけど「麺を茹でるのは1分半」とか同じタイムスパンで仕事をしているため慌ただしく、人数も半分しかいないし仕事の質は同じだ。僕は新しい店でまだ初日とか2日目だったから覚えることも多く、僕にとっては全く暇ではない。

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異動のままになるという噂

僕は前述したように最初その忙しい店でバイト採用になり、途中でトレーニングのために別の店に移されたというヘタレぶりだが、今度こっちの店でビザを見せたり店の閉め方を教わったり、また向こうの店に戻るにしては妙に細かいところまで教わっている。もしかするとそのまま移されたのかもしれない。今のところどっちか全然わからないが、個人的にはこっちの店のほうが楽だし家からも近くてそのままにして欲しい。

朝か夕方か

最初の店は朝のシフトに入っていたため夕方4時に終わり、そこから出かけたり色々していたが、今のシフトは夕方で4時以降から夜12時まである。夕方からバイトだと思うと朝から夕方まで何もする気がなくなる。後に何かが控えていたら心情的に出かけたりしかねる。バイトが終わると夜帰ってきて寝て次の日は昼ぐらいまで寝て夕方を待ってラーメン屋に行って働くという生活を繰り返しているだけ。

バーなどでもトロントは夜2時までしか酒を出せないため、飲みに行くことが多い人は朝シフトの方がいいかもしれない。僕みたいに後に予定が控えていると何もする気がなくなる人も朝シフトの方がいいだろう。午前中に学校へ行ったり、朝ゆっくり寝ていたいという人は夕方シフトの方が楽だ。

英語環境について

外国に来たんだから英語環境で働きたいという人は多い。最初はほとんどの人がそうだ。実際のところ、急ぐ場面が多い職場やコミュニケーションが重視される職場が英語環境だと、まず雇ってもらえないかとてもじゃないけど働けない。外国は即戦力が基本だ。

今回僕がバイトをしている店はオーナーやマネージャーが中華系カナディアンなため、面接とか最初の説明とか全部英語だし、フィードバックやミーティングも英語だった。これぐらいの英語はちょうどいいと思った。働いている最中はだいたい日本人スタッフから教わる。働いている最中はめっちゃ急いだり細かい内容が多いため日本語が助かる。

どうしても英語環境で働きたいけど英語に自信がないという人は、英語環境だけど親切な日本人がいる職場か、急がなくていい職場か、皿洗い等の特別細かいコミュニケーションが必要ない職場をお勧めする。もしくは日本人ばかりが働く店であっても客は現地人ばかりなので、サーバー(給仕)の職を選ぶとか。サーバーや皿洗いは日本人も多い。

オーストラリアのワーホリと違うところ

オーストラリアでワーホリした人に聞いたところ、あっちではワーホリで来ている外国人向けの短期アルバイトも結構あるみたいだ。レストラン等でも3ヶ月単位で雇ってもらったり忙しいシーズンだけ働いたり。こっちではビザ残り6ヶ月以上を求められることが多い。1年あると喜ばれる。

オーストラリアへワーホリに行った人はユースホステルなどを泊まり歩いて大陸をラウンドする人も多いみたいだけど、カナダでは比較的長期で働くことを求められるため短期で小マメに移動するようなラウンドは難しい。トロントだったらトロントでずっと一箇所にいることになる。もちろん旅行で1週間休んだりは可能だ。半年バンクーバーで働いて半年はトロントっていうのはできなくはない。ただその間の都市で仕事があるっていう話はあまり聞かない。イエローナイフやナイアガラといった観光地ならあるかもしれない。(オーストラリアで一箇所長期滞在して働くという人も普通にいる事はいる。)

バイト代

バイト代はだいたい1日5時間入って$60ぐらい。(オンタリオ州の最低賃金は1時間 = $11、そこにチップを合わせて税金を引くとだいたいこれぐらい。変動もあるため少なめに見積もっておく。)月1回ではなく2週間毎に給与の支払がある。

チップの制度については店によってばらつきがある。元々はサーバー(給仕)が直接客からもらって財布に入れるものだから、サーバーしかチップがもらえないという形式が普通だ。カナディアンの経営している店などはその制度のままが多いと聞いた。

日系や日本人を雇うアジア系の店では、チップも店が一度全部取りまとめ、キッチンも含めた全員に等分して支給するという形式を取っているところも多い。これは本来のチップ制度と相反するものだけど、キッチンで働いている僕にとってはありがたい。

貯金は可能か

バイト代が月どれぐらいの金額になるか予想してみよう。

  • 5時間シフト($60) × 週3 × 4週 = $720/月
  • 5時間シフト($60) × 週4 × 4週 = $960/月(今のシフト)
  • 5時間シフト($60) × 週5 × 4週 = $1,200/月
  • 8時間シフト($90) × 週3 × 4週 = $1,080/月(理想のシフト)
  • 8時間シフト($90) × 週4 × 4週 = $1,440/月
  • 8時間シフト($90) × 週5 × 4週 = $1,800/月

8時間が$90というのは閉店後の作業もありチップが減ることなどを踏まえ少なめに設定してある。安いが、正直僕は週3で充分だ。仮に来月から週4で8時間働いたとすると月$1440、そこから先日計算した生活費(月$472)を引くと、$968となる。今のレートで日本円に換算して月93,896円は一応貯金に回せるお金となる。僕は特別服を買ったり物を買ったりする方ではなく、旅行もそんな頻繁にはしないため、仮に追加で$200ほど使っても月7、8万円は貯金できることになる。節約するか。

尚、給与やシフト、チップは当然店や仕事によってばらつきがあるため、他の人にとってあまり参考になる数字ではない。シフトも店側が勝手に決めるため毎日が8時間みっちり入ることはない。

最低限生活したければ

僕の場合月$600も稼げたら充分なので、5時間週3の$720でも充分だ。生活費$472を引いても月$250余る。僕の生活はそれぐらいでいい。忙しいのはこりごりだ。一般的な家賃の相場$500とメトロパス$108を追加すれば生活費は$830であり、ギリギリの生活をしようと思うと5時間シフト週4の今のシフトで足りる。8時間週3でも月$250余る。

これも僕が生活を切り詰めているため、食費や交際費を切り詰めたらという話だ。どちらにしろ現状維持だけを考えれば5時間週4、もしくは8時間週3で事足りてしまう。とにかく僕の働きたくなさは会社を辞めるぐらい本域なので、僕だったら8時間週3を選ぶ。そんな自由には選べないけれど。

たくさん儲けたい、貯金したい人は

オンタリオ州の最低賃金は$11だけど、専門職や技能職には当然それなりの給与が支払われ、バイトでも職場によっては最低賃金以上支払われる。そういう職は研修など一切無しで即戦力にならないといけないのが基本だ。もしくはただのサーバー(給仕)でもチップ総取りできる店であればそこそこ稼げる。結局のところいい仕事を見つけるしかない。英語の拙い日本人は見つけるのに時間がかかったり難しかったりするため、先に英語をマスターするか、見つけるまで普通のバイトをするのが一般的だろう。

また、特別な技能が無くてもバイトを掛け持ちして稼いでいる人は多い。計週6や週7で働いている人も中にはおり、その場合店にもよるがトータル$1,890~2,000ぐらいまでなら稼げる。いい仕事で働くよりも断然安くなってしまうが、どうしてもお金が必要な人やたくさん稼ぎたい人は結構掛け持ちしている。そういう日本人は本当に多い。消費欲が比較的薄いと自称している僕には無い発想。

僕の以前のシェアメイト2人が日本食レストランで正規雇用されることになり、月$2,500+チップが入ることになった。2年以上働くことになるが(もちろん辞めたら別だが)そういう方向性もあるにはある。ただ日本食系のレストランというのは従業員も日本人ばかりで、客以外は会社も空気も日本と同じだ。それをよしとするか、飲食店で2年も3年も働きたいかどうかというのは微妙なところだ。僕は来年オーストラリアのビザも取っており、飲食店で2年も週5も嫌だからその選択は有り得ないが。