2016-01-01から1年間の記事一覧

「帰ってきたヒトラー」感想・書評

上下巻ある長い本なんだけど、昨日1日で読んでしまった。面白かった。2012年にドイツで出版され250万部のベストセラーになり、42カ国語に翻訳された「帰ってきたヒトラー」(原題は"Er ist wieder da"「彼が帰ってきた」)。内容はタイトルの通り、現代にヒ…

「タイタンの妖女」感想・書評

「わたしだって、彼らがわたしを仲間に入れてくれるならそうしたろう」 カート・ヴォネガットの有名な本で、特に爆笑問題の太田光が大絶賛していたから名前だけは知っていた。そして岡田斗司夫推薦のSFということもあり、気になって読んだ。タイトルの「妖女…

今年読んだ本(2016)

去年おととしと今年の夏まで日本を離れていたせいで、全然本が読めなかった。今年の夏以降はこれまでに比べ本を読み、感想を書いたため振り返ってみた。それでも35冊、月1冊読めばいい方だった以前に比べると多い方だ。僕は一冊読むとその後何日もかけて考え…

日記

来月に面接があり、肩まで髪があってはさすがに印象悪いだろうと思って切った。かれこれ5年ぶりぐらいにめちゃくちゃ短くしたら兵隊みたいな髪型になった。髪を洗うのが楽になるなあと思っていつもの感じでシャンプーしたらめちゃくちゃ泡立った。タワシにこ…

現代史を辿る旅行

これまでの旅行には、共通したテーマを持って行ったものがいくつかあった。今年の2月から3月にかけてはユダヤ人(セファルディ)の軌跡を辿るというテーマのもとに、スペインからモロッコを経てイスラエルを訪れた。その旅行と一部被ってしまうことになるが…

ヒトコトへの回答②

前回の続き 9通目:16歳だとしたら 10通目:食生活 11通目 12通目:仮面を被ること 13通目:ヒトコト ひとことどうぞ

「他人の顔」感想・書評

これは主に風呂の中で読んだ。風呂に入ってる最中が暇で、人によってはテレビを置いたりスマートフォンを持ち込んでいる兵もいるかもしれないが、僕はもっぱら本、というわけでもなく、たまたまこの本を風呂の中で読む時間が長かっただけ。 物語の概要 再生…

年末日記

年末らしさはかけらもないんですが。

ヒトコトへの回答①

先日投稿フォームを設置して、「ちょっとそこのブログを見ているあなた」にひとことメッセージを募集したら何通か頂いた。順番に紹介していこう。 1通目:行人 2通目:仕事 3通目:「カッコイイ」と「めんどくさい」 「カッコイイ」と「めんどくさい」は両立…

ちょっとそこのブログを見ているあなた

なにか一言ください。 読み込んでいます... ※名前もメールアドレスも不要です。書きたかったら書いてください

オーストラリアに着いた頃の話

去年の6月、僕はオーストラリアにいた。パースという街に降り立ち、その日泊まるホステルを空港で探していた。オーストラリアに来たのはなんとなくだった。ここに知り合いがいるわけでもなく、仕事のつてがあるわけでもない。流暢に言葉が話せるわけでもない…

ネットニュースで振り返る2016年

2016年も残り少なくなってきました。前回の岡田斗司夫ゼミを見ていると「私が選ぶ2016年10大ニュース」という内容をやっており、真似しようと思いました。自分の場合はネットから気になったものを、10大と言わず1月から順にさかのぼって振り返ってみようと思…

「素晴らしき日曜日」感想・評価

先日、黒澤明の映画について書いた日記にコメントが有り、「素晴らしき日曜日」という映画をおすすめしてもらった。黒澤明の映画はサムライ映画だったりシリアスな映画ばかり見ていたが、今回見た「素晴らしき日曜日」は言わば日常系だった。 どんな映画か全…

BuzzFeedに載ってた「パパ活女子大生」は労働者の鏡

マジ偉いと思った。俺には絶対できない。 「私にはパパが4人いる」 月100万円を手にする“パパ活”の実態に迫る 詳細は記事を読んでもらったらいいと思うけど、内容は16歳の頃からおっさん4、5人を回して月100万以上稼いでる女子大生(20)へのインタビュー記…

日記

銀行へ行ってきた 先日、外貨小切手取立(クリーン・ビル)の手続きやってもらおうと思って新生銀行に行ったが、業務そのものを行っていなかったため別の銀行に行った。この手続は口座を持っていないとやってくれないため、そのためだけに口座を作るのもバカ…

社交性という名の仮面について

自分は極めて内向的な人間である。社交的ではない。それは能力の無さであり、同時に性格でもある。つまり、社交的であることを良しとしない性格。望むべくして内向的であるということ。「もし自分に社交性があれば」「社交的な人間になりたい」とは全く思わ…

12月日記

スマートフォン表示にフッター固定メニューをつけた メニューっていうかもはやメニューじゃないんだけど、このフッター固定メニューを人のブログで見かけたから、検索したら提供されており拝借した。もともとのメニューはホーム、人気記事、カテゴリ、TOPへ…

タックスリターンのお金を日本に送金できない

オーストラリア絡みの日記もこれで最後かなーと思っていたらトラブル発生。トラブルというか、不注意によるミス。重大なミス。今年の6月頃、オーストラリアのワーキングホリデーを終えて日本に帰国した。タックスリターンという税金の返金手続きを現地で済ま…

「スプートニクの恋人」感想・書評

「スプートニクの恋人」を再読した。ああ、このパターンかと初めに思った。「スプートニクの恋人」を初めて読んだのは大学生のときで、話の大筋は記憶していた。そのあと村上春樹の小説をいろいろ読んでから改めて読み返すと、新鮮な気持ちで、ある意味使い…

早くも2016年を振り返る

残り1ヶ月弱で何か変わったこともないだろうし、ここらへんで自分のブログから1年を振り返ってみる。 1月〜2月 オーストラリアの農場で勤労 2月〜3月 旅行 4月〜6月 オーストラリア凱旋 6月〜12月 日本でだらだら 旅行中心生活の終わり 2016年「ハマるべくし…

日本人だったら黒澤明ぐらい見ておこうぜ

「世界のクロサワ」です。今年の夏、京都に遊びにきたオーストリア人と映画の話をしたときも、スタンリー・キューブリックと黒澤明で盛り上がった(赤ひげと乱が好きだと言ってた)。黒澤明の映画を見ていれば、映画好きの外国人とも話題に事欠かない。しか…

まだ赤かった

冬日記

すっかり冬です 12月なんだからそりゃそうだろう、というところですが、外を歩いていれば葉も落ちて、この秋から冬に変わる日本を体験するのは2013年以来、実に3年ぶりとなる。オーストラリアの冬は6月から8月頃だったが、僕がいた頃はあんなの冬ではなく、…

孤独感から逃れるには

なかなか恥ずかしいことが多くて、恥ずかしさを誤魔化すために婉曲的に。恥じ入ることの意味は一体なんだろうか。赤っ恥とは、公の場で間違うことだったり、醜態を晒すことを指す。つまり、オープンになることが恥のエッセンスと言える。ということはオープ…

写真撮ろうの会

理性と感情と、理想の人生

理性とか感情とか、こういうテーマについて考えていたのは今に始まったことではなく、前々からブログ上でもよく触れていた。そして最近また触発されることがあり、再び頭の中をめぐらしていた。理性や感情が、人生にどういった影響を与えるか。理性や感情と…

we don't talk anymore の和訳に挑戦

YouTubeでたまたま聞いていて、比較的簡単な英語だったから意訳してみたらどんな感じになるか試してみた。映像は別れたカップルの1日を同時に追いかけるような形になっている。撮影場所はニューヨークみたいだ。別れた後もSNSで互いのことを知れたり、連絡手…

現代文だけ得意なヤツはクズという風潮

何年か前に現代文だけ得意なヤツはクズという言葉をネットで見かけ、最近再び気になった。何を隠そう、大昔の自分がそうだった。現代文だけは一度も真面目に勉強したことがなかったけれど、他のどの科目よりも点が取れた。センター試験では評論と小説で9割だ…

2年前と比べる「私のカバンの中身」

これを書こうと思っていたわけではなく、なんとなくお題スロットを回してみたら出てきたのがこの、お題「私のカバンの中身」であった。そう言えば前に一度似たような内容のことを書いたなあ。あれはいつだっただろう、2014年、もう2年前か。2年前と今とどう…