2016-01-01から1年間の記事一覧

「知的生産の技術」感想・書評

「知的生産の技術」という本を読んだ。それにしてもなんと重々しいタイトルだろう。こんなタイトルの本は、本屋に並んでいても手を出す気にならない。買ったとしても、最初の1ページを開くまでかなりの時間を要する。しかしいざ開いてみると、スラスラ読めた…

鈴木あかめさんに会った

会ったといっても道ですれ違ったとかそういう話ではなく、京都に来る機会があるということで、ついでに会ってもらった。もともとお互いのブログを知っている程度で、なぜ会うことになったかというと、ブログに書かれていた内容について僕が質問をしたのがき…

「サイゴンのいちばん長い日」感想・書評

サイゴンというのは旧南ベトナムの首都であり、現ホーチミン市のことを指す。ベトナム戦争にて、北ベトナムことベトナム民主共和国が南北ベトナムを統一したあかつきに、サイゴンからホーチミンシティへと改名された。名前の由来は北ベトナムの指導者であり…

最強の握力トレーニング器具COCグリッパーにチャレンジ

手軽な運動として、握力を鍛えるにぎにぎするやつがある。グリッパーと呼ぶそうだ。運動するにあたって場所も取らず、持ち運びもできる。運動量は大したことないが、力いっぱい込めて握るのはストレスの解消にもなるらしい。鍛えられる部位は前腕となる。 グ…

ブログ偏差値

過去はてなブログ(もしくはダイアリー)で流行ったブログの偏差値は、だいたい60〜70前後だった。今は40ぐらいが主流だろう。アメブロは35前後かな。 「ブログ偏差値」「ブロガー偏差値」「読者偏差値」は基本的には一致しない。自分が知っていることを、自…

トランプ選挙についての意見が大体出揃った

11月8日に行われたアメリカ大統領選挙について、各方面からの意見が大体出揃った。これら周辺の思惑と、自分の頭の中を整理する意味でも一通りまとめてみようと思った。「アメリカのことだから日本と関係ない」「大騒ぎしすぎ」といった意見もあるみたいだけ…

待合所②

① 待合所のドアが開いた。ドアの向こうにいたのは、この空港の制服を着た係員だった。係員が現れると、男が座る席の後ろのほうで音がした。頭のてっぺんが禿げた白髪の老人が、正面のガラスを見たまま席から立ち上がっていた。立ち上がった老人は、そのまま…

故郷で僕は、幽霊になった

生まれてから大学を卒業するまで、ひとつの街に住んでいた。20数年の月日をずっと同じ地域で過ごしてきたことになる。その間に戸建てからマンションへ、マンションから戸建てへと2度の引越があった。住む場所や近所の人、友人、付き合いのある人たちは変わっ…

ブログから売れたAmazon商品の傾向

Twitterを見ていたら、ブログから不定期で買っていく人がいるAmazonの商品があるという話を目にした。あるある、確かにある。これはブログで紹介してものすごくたくさん売れたとか、紹介料で儲かるとかそういう話ではない。ブログを読んで不定期にその作品を…

待合所①

「パスポート」 入国管理官がガラス越しにつぶやく。 男はガラスの隙間からパスポートを通す。入国管理官はページをパラパラとめくり、機械に通す。 「ビザは?」 「ここで受け取ることになっている」 「名前は?」 「そこに書いてあるだろう」 入国管理官は…

ヒラリーが支持されない理由を調べてみた

時事ネタです。選挙結果は今日でしょうか、明日確定でしょうか。 注目は午前10時のフロリダ、米大統領選の結果は何時に分かる?| ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト ドナルド・トランプが支持される理由もされない理由もなんとなくわかる。政治の素…

空腹に耐えるだけのダイエット方式

外国で生活していた頃、食事をするのがめんどくさくてあまり食べなかった。しかし腹が減らないのかと言えばそんなわけはなく、いつも腹の減り具合と食事を用意するめんどくささを天秤にかけていた。僕がいたカナダやオーストラリアは外食が極端に高く、昼飯…

はてなブログをMarkdownで書いてみた

はてなブログはいつも見たままモードで入力している。はてなにおいては、ダイアリー時代からはてな記法という入力方式が親しまれていた。ダイアリーの頃からはてなを利用している人の中では、今でもはてな記法で入力している人だって少なくないだろう。僕は…

男の髪は短くあるべきか

今髪の長さはギリギリ肩につくぐらい。今年の7月に切ったんだけど、それまでは乳首が隠れるぐらいの長さがあり、よく人から酷評されたり笑われたりしていた。だいたい2年ぐらい切っていなかったからそれぐらいの長さになっていた。 View this post on Instag…

YouTube公式音楽チャンネルで世界一周してみた

YouTubeの公式チャンネルに音楽という項目がある。開いて一番最初に並んでいたのはこれだった。 PPAP/PIKOTARO(ピコ太郎) 視聴回数 77,925,986 回 このYouTube公式チャンネルは国籍設定を変えると、その国で上位のトラックが表示される。 アメリカを見てみ…

秋日記

最近読んだ本 ネットワークはなぜつながるのか ブラウザを立ち上げて、アドレスバーにURLを入力してからウェブページが表示されるまでの間に何が起こっているか、順序立てて解説した本。まずはパソコンの中で、次にパソコンと回線を繋ぐネットワーク接続機器…

エアフォース1と言えばネイビーだった

空軍は海軍みたいでややこしいが、スニーカーのエアフォース1だ。1と表記すべきかワンとカタカナ表記すべきか迷いどころだ。履いている人の写真を探せば白ばかり。白いエアフォース1と言えばスウェットヤンキーのイメージしかないが、実際はそんなこともなく…

今夜クレイジージャーニー再登場、高野秀行まとめ

今年1月にクレイジージャーニーに登場され、アヘン栽培を手伝ったり、ソマリアでアル・シャバーブに襲撃されるというあまりの壮絶な内容で一躍時の人となった高野秀行氏が、今夜クレイジージャーニーに再登場される。公式サイトの予告映像を見る限り、おそら…

大人になってからの制服デビュー

普段着は同じ服ばかり着ていてもいいんじゃないかと思えてきた。当然ながら服を着替えないとか、洗わないという意味ではない。いわゆるスティーヴ・ジョブズがイッセイミヤケのタートルネックとリーバイス501とニューバランスM991を何着も所持していたように…

関西人というだけで…

自分で言うのもなんだが、けっこう面白くない人間である。全然面白いことが言えず、果敢に笑いを取りに行こうものなら失笑を買うだけ、そんな勇気はもはや、小学生の高学年に上がる頃にはなくしてしまい、真面目路線を走ることになった。僕は京都で生まれ育…

コミュニケーションの代わりにシステムが機能してほしい

コミュニケーションでどうにかしようっていうのは、すごくアナログな気がして。マーケティング戦略でばばーんと客を集めるのではなく、地道な営業努力で数字を上げるとか、なんかそういう有史以来から続く古来の伝統的なコミュニケーション頼りっていう発想…

大麻解禁については、個人的には反対です

医療用大麻云々のことはよくわからないが、そもそも医療用の話と一般解禁は分けて考えるべきじゃないかと思う。だって医療用の話なんて医療上必要ない人には関係ないんだから、その話と嗜好品としての大麻・マリファナ一般解禁をごちゃ混ぜに議論するのは無…

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第1弾「はてなブロガーに5つの質問」

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第1弾「はてなブロガーに5つの質問」 1. はてなブログを始めたきっかけは何ですか? はてなダイアリーをやっていた。 2.ブログ名の由来を教えて! Nujabesの曲"Letter From Yokosuka"+地元 詳細はこちら 3.自分…

書けない

書くことがないわけではない。書きたいことが書けない。匿名ダイアリーなら書けるのかとかそういう問題でもない。うっすらと頭の中にあるものが形にできない。書こうと思うことが書けない。文字にならない。文章にならない。とは言いつつも4日連続更新中だけ…

気をつけろ!海外旅行にありがちなウザい武勇伝⑪選

旅行をしていると、つい話したくなったり人から聞かれる体験を積み重ねていきます。旅行は話のネタの宝庫です。「こんなことがあったんだよ」「こんな人がいたよ」「こんなところに行ったよ」日常生活と一線を画す旅行中のできごとは、人々の注目の集める恰…

無料で学ぶ英会話「Speak Up Radio」がおもしろい

こういう英会話教材はめちゃくちゃたくさんあって、今までいろいろ試してきた。主にPodcastとYouTubeに偏っており、今回は僕が好きで最近よく聞いている「Speak Up Radio」をご紹介。 このスピークアップレディオのどこがいいのかというと、 内容がおもしろ…

写真撮ろうの会

おばちゃん

クレジットカードで分割払いをする人はヤバいと感じた

僕がまだ会社員だった頃に、先輩がノートパソコンを買うという話をしていた。僕はMacBook Airを使っていたから「Macどうですか」という話をしたんだけど、「いやーMacはちょっと」と言われつつも名古屋駅裏のビックカメラへパソコンを見に行くことになった。…

日曜の昼にヘイトを書き連ねる

商業として成功したければ、感情に訴えかければいい。 理性への訴えが主ではなく、訴えは、大部分、オスカー・ワイルドが「知性より下のところを狙う」と名づけた方法によって進められています。 ーE.H.カー「歴史とは何か」本を読んでいる人が、頭が良く見…

「ミャンマーの柳生一族」感想・書評

「ミャンマーの柳生一族」は、ノンフィクション作家である高野秀行が、探検部の先輩で作家の船戸与一に連れられ、「河畔に標なく」という小説の取材に付き添った話だ。高野さんは今までにも「アヘン王国潜入記」や「西南シルクロードは密林に消える」などで…