本読み
辺境作家、最近は普通にノンフィクション作家と名乗られている高野秀行の最新著書「イラク水滸伝」を読んだ率直な感想は「あれ、もしかしてイラク行けるんちゃうん?」だった。実は以前の著書「謎の独立国家ソマリランド」でも同じことを思った。僕は結局訪…
今一番待ち遠しい本。高野本はソマリランド以降メシ系の本が続いており、食指が動かなかった。それらもいずれ読むと思うが、その次に出たのが語学本で、これも自分にとって高野本の本流(未確認生物or辺境モノ)を外れているためスルーしている。そのうち読…
6月5日に買って、10日ほどで読み終えた。なお6月5日は発売から5日後で、まさにその日に重版かかったそうな。著者の大滝さんは10年ぐらい前にはてなブログ経由かなにかで知り、ツイキャスとかで喋ったことがあり、一回会ったことがある。当時キレやすく煽りや…
その謎を解いてはいけない作者:大滝 瓶太実業之日本社Amazon 著者の大滝瓶太は前にSF小説を書いていたから、そういうのを書く人なんだろうなと思っていたら、今回まさかのミステリー小説が単著となって出た。どういうことだろうと思い、買って今読んでいると…
お題「皆さんのネタバレNG基準はどこですか?」 自分はけっこうネタバレしていくスタイルだけど、自分が聞きたくないネタバレも積極的に避けていくほうだ。ネタバレの苦い思い出は、今でも記憶に残っているのが『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド…
街とその不確かな壁作者:村上春樹新潮社Amazon 2023年4月13日に出た、村上春樹の新刊です。これまで村上春樹の新刊を、リアルタイムで読んだことはなかった。初めて同時代の波に乗っかる。ただ今回は、前回『騎士団長殺し』や前々回『1Q84』の時ように大々的…
どこかで読んだ新書リストが挙がっていたので、自分もリスト化してみたいと思った。覚えてないのやどうでもいいのも含まれている。 岩波新書 非ユダヤ的ユダヤ人|I.ドイッチャー 独ソ戦 絶滅戦争の惨禍|大木毅 ユーゴスラヴィア現代史|柴宜弘 魔女狩り|…
今年に入ってから「彼女の思い出/逆さまの森」を読み始めて、読み終えた。最後の「逆さまの森」がひときわ印象的だった。他はもっとスムーズに、心地よく読める。以前の翻訳では「倒錯の森」というタイトルだった。読んだことがある人もいるかもしれない。…
選書「彼女の思い出/逆さまの森」を読んでいた。4つ目の話「ボーイ・ミーツ・ガールが始まらない」は、ニューヨークに住む冴えない男、ジャスティン・ホーゲンシュラグの物語を書きあぐねる作家の話。ホーゲンシュラグはバスの中で見かけたシャーリー・レス…
こういうセール、とにかく対象の本が多すぎるので、気になったのだけをただ羅列します。読んでない。 【ブラックフライデー】最大80%OFF Kindle本キャンペーン 魔除けの民俗学 家・道具・災害の俗信] 40代からの心と体を整えるゆるランニング! もちろんや…
View this post on Instagram A post shared by kawazoi (@kawazoi) 「失われた時を求めて」を読んでいると、やたらとドレフュス事件が話題にあがっている。本が書かれた当時の社会で、注目を集めた大きな事件だったのだろう。僕はまともに世界史も学んでい…
今年が結婚3周年ということで革婚式なるものに則り、僕はブックカバー、奥さんは革のポーチを使い始めた。 View this post on Instagram A post shared by kawazoi (@kawazoi) もともとブックカバーを使用する習慣はなかった。あまり用途がわからなかったと…
View this post on Instagram A post shared by kawazoi (@kawazoi) 積読が発生する原因は読む本がいっぱいあるからで、目についたものを次々買っていくと、読むスピードはとうてい追いつけない。今日の本「東京の生活史」は、積んでいい本だと思う。思いつ…
View this post on Instagram A post shared by kawazoi (@kawazoi) 積読になる経緯とは、目について購入したものの、今読んでいる本があるから後回しになり、そのらせんが連なり本のタワーと化す。その一端を担うのは、担いやすいジャンル、SF小説です。 な…
View this post on Instagram A post shared by kawazoi (@kawazoi) 買った本は、買ったことを記録しておかないと、買ったことを忘れてしまったり、同じ本をまた買ったり、いつまでたっても読まなかったりしてしまう。買ったけれど読んでいない本(積読本)…
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あれもこれもSF 今週のお題は「SFといえば」です。 『ドラえもん』から『ガンダム』『新世紀エヴァンゲリオン』に『スター・ウォーズ』『ニューロマンサー』『スノウ・クラッシュ』など、SFと呼ばれる作品はさまざまなメディアを介し世界中で楽しまれていま…
自分はあまり家に人を招いてどうこうってことがなかったから、いわゆる「見せ本」というのは本棚になかった。本棚に置きたい本は、ときどき開きたいか、再び読み返したいか、もしくはあることを認識したい本になる。他に未読の本や読んで置きっぱなしの本も…
サリンジャーの何が好きか、どういうところがいいのか、それを説明しょうとすると難しくて、今回は触れていません。 「謎とき サリンジャー」という本が去年話題になり、気になっていた。 長らくサリンジャーを読んでいなかった。「謎とき サリンジャー」を…
今年は読んだほう。ここ数年カウントを始めてから最多。感想はあまり書いていない。 読んだ順 特に印象的だった本
10月にたくさんまとめた続き。 このうちいくつかは買って、全然読めていない。読めていないうちから次々と欲しい本は出てくるもので、次から次へと本は増えていくばかり、一向に減らない。「積読こそが完全な読書術である」という本を最初の数ページだけ読ん…
本を読むのが遅い。読んでる最中にどんどん気になる本ばかり増えてきて、収拾つかない。最近はあんがいInstagramを見ていて読みたい本が出てくる。中身には何も触れられないんで、ほぼ装丁のみの判断だからなかなかその先には至らない。ちゃんと紹介したりは…
どれぐらい読んでいないかというと、最近指標になるなーと思ったのが、保坂和志を読んだことない。本好きの人はけっこうみんな読んでいる印象、保坂和志。 流行りの本や文学賞受賞本も全然読んでいない。一番最近に読んだ芥川賞受賞の小説は「されどわれらが…
2017年に出た本で、発売当時は出版イベントなども行われ、NHKクロ現プラスでハルキストも特集され話題になった。2019年に文庫化され、2020年には電子化もされた。「そろそろ読んでおかねば」と思い、重い腰を上げ『騎士団長殺し』を読んだ。ハードカバーだと…
Kindle派という人もいるだろう。本の話です。 新刊で買う ブックオフで買う 古本屋で買う Amazonで買う こだわりはない
ときどきある。資料ではない、既に読み終えた本を買うということ。読んだら終い、の逆。読んでから買う。たとえば今年の春頃、図書館で借りて読み終えた本を、後日Amazonで買った(絶版で本屋には置いてなかった)。 一度読んだのになんで買うのかって、そり…
一ヶ月以上前に読んだ本だからざっくりと感想を述べます。著者は下川裕治。僕の印象だと格安航空券のおっさん。ヒゲのおっさん。今も現役で旅行ライターをされている。 一昔前、週末海外という言葉が流行った。土日や三連休を利用して、気軽に海外旅行へ行く…
「Distance わたしの #stayhome 日記」を買った。今日マチ子というイラストレーターの人が、去年の緊急事態宣言からTwitterに上げていたイラストと文をまとめた本。Twitter上では見たことなかったから、本が出るまで存在を知らなかった。購入に至ったいきさ…