今週のお題「SFといえば」:SF小説入門

あれもこれもSF

今週のお題は「SFといえば」です。

『ドラえもん』から『ガンダム』『新世紀エヴァンゲリオン』に『スター・ウォーズ』『ニューロマンサー』『スノウ・クラッシュ』など、SFと呼ばれる作品はさまざまなメディアを介し世界中で楽しまれています。そこで今回は「SFって面白いんだ! と実感した作品」や「私にとってのSFは”すこしふしぎ”」「気づいていなかったけどあの作品もSFといえるかも」など、SF作品の感想やSFにまつわるエピソードやを募集します。ぜひ、記事を書いて投稿してみませんか? ご応募をお待ちしております。

SFデビューは、日曜洋画劇場で見たスターウォーズだった。小学校に入る前に見た、動物の顔をした人や宇宙人と会話する人たち、光る剣のチャンバラ、宇宙空間の航空戦、それがSFの一番古い記憶。それからも映画、マンガ、アニメでSFに親しんできた。時代はSFだった。

SFは幅広くてどっからどこまでがSFかって言うと難しいけど、時間遡行物(バック・トゥ・ザ・フューチャー)もSFだし、近未来物(攻殻機動隊)も宇宙物(カウボーイビバップ)もSFで、それぞれ毛色がぜんぜん違う。

SF小説デビューは「星を継ぐもの」だったかなー。高校生の頃。続編の「ガニメデの優しい巨人」も読んだ。それからいくつかSF小説を読んできた。安部公房を入れていいのかわからないけれど、

このあたり。普通はもうちょっと一人の作家を追いかけるもんだけど、王道SF文学をつまみ食いしている。一番ハマったのはスタニスワフ・レムかな。「星を継ぐもの」シリーズだって「銀河ヒッチハイク・ガイド」シリーズだって続きを読みたいのはやまやまだけど、めんどくさくて読めていない。安部公房はいっぱい読んでる中でSFらしいのが第四間氷期ぐらい。

いつか読むだろうと思って買って積ん読になっているのもいくつかある。T.S.エリオット「渚にて」とか、コードウェイナー・スミス「アルファ・ラルファ大通り」、グレッグ・イーガン「ひとりっ子」「プランク・ダイヴ」など。SF小説の特徴としては、読み始めるまでが非常に億劫だということ。ファンタジーもそうかもしれない。用語がたくさんあり、設定を飲み込むまで、世界観を頭の中に整理するまで時間がかかる。だから読むのがめんどくさくて、なかなか手が出ない。

そういう意味では、小説よりも映像作品のほうがまだとっつきやすい。ただディアスポラみたいにどう頑張っても映像化できないだろっていう作品もあるから、小説でしかできない表現もある。僕が読んだものは定番だから、映像化されているものも多い(スローターハウス5、パプリカ、ソラリス、高い城の男、銀河ヒッチハイク・ガイド)。めんどくさい人はスター・ウォーズ感覚でとりあえず映像から入ったほうがいいんじゃないか。

ライトな作品を読んでとっつきやすいと思ってハマるか、物足りないと思うかは好みです。読みやすさで言うと「星を継ぐもの」「息吹」「プロジェクトヘイルメアリー」あたりはまだ簡単に頭に入ってくる。

僕が一番好きなのは「泰平ヨンの未来学会議」あたりかもしれない。内容あまり覚えてないけど。