英語って結局どう勉強すればいいの?

英語学習はもう様々な手段、成功例がありすぎてわけがわからない。何から手を付けていいやら、結局どの方法が安価で効率的で効果的で自分に合っているのか、情報が錯綜しすぎて選ぶに選べなくなっている。英語は求める内容によって勉強する内容も異なる。全然わからない人がいきなりTOEICやIELTSの勉強を始めたところでついていけず、スラングを交えた日常会話を学んでもビジネスでは使わない。まず自分がどの段階にいて、何を求めているのかはっきりさせ、自分に合った学習を行う必要がある。ちなみにTOEICにはTOEICに合った勉強方法があり、IELTSにはIELTS用の勉強方法があるため、初めにゴールを決めてしまってもいい。僕がフォローできるのはせいぜい最低限の会話ができる程度だから、今回はその段階について分かる範囲でまとめてみよう。

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レベル1.語彙は絶対必要

一番最初は中学レベルの英単語をマスターするところから始まる。中学レベルというのは偏差値50以上の高校に受かるレベルだと思ってもらったらいい。高校受験で英語をまともに勉強してこなかった層はそこから始めたほうがいい。もう既に忘れてしまったという人も同じ。文法などは忘れてしまっていてもいいから、とにかくここでは語彙だけ。この段階をクリアしないことには英語が聴き取れても意味がわからない。最初に聴き取りからスタートしても構わない(そちらの方が得意という人は多い)が、基本的な単語を知っておいたほうが個人的には楽だと感じる。中学レベルの英単語を覚えるにはどうすればいいかというと、普通に単語帳を使う。地味で地道な作業となる。ここがクリア出来ていると自覚している人は次の段階に進もう。

単語に関しては大学受験レベルも後で必要になってくるため、先にそこまで覚えてしまってもいいと思う。大学受験レベルの英単語帳としてはDUOに定評がある。DUOを真面目にこなせば1ヶ月か2ヶ月で終えることができるだろう。さて、単語帳の勉強方法としても色々ある。高城剛方式では、1日1ページか2ページでいいから隅から隅まで完全に覚えてしまうというのがあった。あまり根を詰めると続かないため、できる範囲で着実に進めていこう。まずは集中的に、持続的に、最後まで終わらせることが重要。そして2周3周とこなせば記憶として定着していく。もう一つ、単語を覚える際に読みはカタカナではなく英語の発音で覚えてしまった方が後が楽だ。今はネットの辞書などでも読み上げくれる機能があるため、意味を覚えると同時にカタカナの読みではなく音を覚えてしまおう。そこまでやるにはなかなか気力が必要となってくるが。

DUO 3.0

DUO 3.0

 

これは今でもときどき見返す

Weblioはよく使っていた。Google翻訳なんかは全く使わない

レベル2.耳が慣れないと話にならない

レベル2とは言いつつも、レベル1がつまらなすぎて続かないと感じたらこのレベル2を同時進行すればいい。レベル2は耳を慣らすこと。映画でもニュースでもドラマでもPodcastでも何でもとにかく英語を聞きまくる。これは本当に慣れであり、一定の時間を要する。速いスピードではっきり聞こえるまでは大体半年かかると言われている。聞く対象としてはまず、Podcastなんかに英語学習用の無料プログラムたくさんある。学習用のプログラムだから音に慣れるだけでなく、語彙や表現も同時に学べる。これを続けられるならここから入るのが一番いいだろう。これが楽しめるんだったら一番いい。勉強だと割りきって続ける意志のある人もここからスタートすればいい。Podcastの英語は総じて聞き取りやすいため、入り口としても申し分ない。

Culips ESL Podcast

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カナディアン英語で聞き取りやすい。ゆっくりで比較的簡単な表現を使っている

All Ears English Podcast | Real English Vocabulary | Conversation | American Culture

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  • Lindsay McMahon and Michelle Kaplan, Advanced Conversation English Teachers for Professionals and University Students
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アメリカ女性の発音、トーンに慣れる事ができる。オンライン英会話サービスであるitalkiのCMを兼ねている

English as a Second Language (ESL) Podcast - Learn English Online

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英語のみだけどすごくゆっくり話してくれる。コンテンツも豊富

アメリカ英語のコンテンツ。有名だけど僕はあまり利用しなかった

ただ僕自身はというと、こういうのすごくつまんなくてすぐに飽きた。僕と同じように感じる人は、エンタテインメント要素のある映画やドラマから入ろう。AdventureTimeのような子供向け番組だと言葉もスピードも発音も簡単でわかりやすいが、それが退屈を感じるなら自分が興味あるものを見た方が続けやすいだろう。何を教材として使うにしても、同じ対象を聴き続けたほうが慣れやすいと感じた。いろいろな人の声で、アクセントで、シチュエーションで、様々なジャンルの話を聞くよりは、同じ人が同じような内容を毎回話している方がその声と内容に耳が慣れやすい。だから本当は同じ映画などを繰り返し見たりするのが一番効果的だと思う。しかし僕は一度見た映画を何度も見るなんてつまらなくてできないため、シリーズ物のドラマを見ていた。海外ドラマはジャンルも豊富だから自分の趣味にあったドラマを探そう。毎日同じキャスターがやっているニュースなんかでもいいかもしれない。

ゲーム・オブ・スローンズなんかは流行っているが、時代物のため教材として適しているかは不明

ホームランドはシーズン3まで見た。内容が難しくいまだに何言ってるか全然わからないけれど興味があれば

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BBCニュースのPodcast。ブリティッシュ英語で内容も難しいが日本では報道されない世界情勢を知れる

慣れるためのコツとしては、どの単語を発しているのか注意しながら聞くこと。初めのうちは聞き流しをやってもあまり効果がないと思う。知っている単語でも表現でも可能な限り聴き取る努力をして、何を話しているのか想像する。ここでレベル1の語彙が効いてくる。語彙がないと、言葉を聴きとったとしても意味が全くわからない。わからないところは表情や状況といった映像から、また声のトーンからどういうシーンなのか想像する。役者の感情を読み取り、映像にあるような状況で発する言葉だということを覚えておこう。初めのうちは全くわからないと思う。単語の意味を知っていても、発音と単語を上手く結びつけることができない。そういう場合には英語字幕が有効だけど、英語字幕を表示してしまうと字幕を読むことに集中してしまい本来の目的である音を聴き取ることが疎かになるから、なるべくなら字幕は表示しないほうがいいと思う。わからない言葉や聴き取れなかった単語をどうしても確認したい時だけさっと字幕を見よう。この段階では話している内容なんてまだまだ全然聞き取れないから、全部の会話を理解しようとすると疲れてやる気が失せてしまう。とりあえず分かる範囲で聴き取りながら耳を慣らすのが先決だ。

レベル3.会話例をパクって使えるようにする

ここまで英語を理解するためのインプットに集中してきた。言葉を知り、英語が聞こえるようになって会話がなんとなく把握できるようなれば、ここから話すにあたっての実践準備になる。アウトプットのためのインプット。英会話でよく「英語で考えろ」という話を聞くが、初めはその意味がわからない。「英語で考える」とはどういうことか。英語で何かを言いたい時に、初めに日本語で考えてそれを英語に訳す、それをやめようということだ。英会話には英会話のルール、パターンがあり、日本語にもある。日本語をそのまま英語に翻訳しても、それは日本語のルールで作られた日本語の文を英語に変えているだけであり、英会話のルール、パターンに則っていないため上手く伝わらないことが多い。「英語で考える」ということは、初めから英会話のルール、パターンで文を作り、言葉を発するという意味だ。しかし、我々は日本人だからそんなこと難しくてできない。ではどうするか、他人からパクろう。

ネイティブ同士の会話の中で、はじめから出来上がっている文脈をそのままパクるのだ。それを状況に応じて使い分ける。「こんな感じのことを言いたい時はこれ」「こんな風に言いたい時はこう言う」という風に。単語を並べて一から英語の文を作るのではなく、会話のパターンとともに表現を丸ごとパクってしまう。これが話す英会話として一番効果的だ。映画でもドラマでも肯定、否定、同意、皮肉、ありとあらゆる表現のパターンが繰り広げられている。これらは当然ながら自分が会話するにあたってもそのまま使える表現ばかりだ。日本語を英語に直すのではなく、実際使われている表現をそのまま真似してしまう。発音さえしっかりできていればそれが通じないわけがない。会話をたくさん聞いていると、よく使われている表現、お決まりの表現、かっこいい決まり文句などが必ず出てくる。使える表現、使いたい表現からまず覚え、発声練習をしよう。僕もよく独り言のように、役者がセリフを覚えるように練習していた。それが会話において自分の口から出るようになれば、誰かに何か話しかけられた時にも「あ、この人には英語通じる」と思ってもらえる。自分もようやくその段階に来た。

英語 with Luke

会話で使える表現を学ぶにあたりここもよく見ていた

レベル4.実際に会話をしてみる

アウトプット、実践編だ。これまで学んだことを活かし、実際に会話をしてみよう。ここまで来ていればある程度の会話はできるようになっている。さて、問題はどうやって相手を探すか。一番効果的なのは言うまでもなく、外国に住むこと。僕がやったのもこれ。特に日本人が全くいないところに行くのがいいだろう。英語を使わざるを得ないため、必然的に学ぶことになる。学校に通うだけなら僕のようにカナダやオーストラリアに行かなくてもフィリピンで比較的安価に集中的に学習することができる。しかし現実としては仕事があったり社会生活があったりするためハードルが高い。二番目には英会話スクールに通うというのもある。英会話スクールは全く何もしゃべれない人から既にある程度話せる人まで段階に応じたコースがある。しかし通うためにスケジュールを調整する必要があり、お金もかかる。モチベーションを保ってしっかり学べば効果的だと思うが、学校に通うだけ通って全然効果が出ていない人も何人も見てきた。僕自身もカナダで語学学校に通ったが、どうも学校という仕組みが肌に合わなくてあまり結果が出なかった。三番目、ちまたで話題のオンライン英会話。マンツーマンにも関わらず学校に通うより安価であり、スケジュールも合わせやすい。教材なんかも必要としないことが多い。足を運ばなくていいのも楽だ。僕は試したことないけれど、金額や内容もいろいろなサービスがあるため興味があれば比較して検討してみよう。

italki

かなり前からあった外国のサービス。登録している個人同士で一方が先生、もう片方が生徒となり学習する。時間ごとにお金を払うシステム。教える側として登録することもできる。

レアジョブ英会話

人から聞いたサービスで、有名らしい。日系ではシェアナンバーワンだとか。

DMM英会話

よくTwitterで見かける。とにかく安いらしい。

無料の手段であれば、外国人の友人を作ったりネットで知り合ったりするという手段もある。ただ外国人だからといって無償で英語を教えてくれと頼むのは気が引けるし、実際嫌われる。何よりも失礼だ。だから代わりに日本語を教えるとか日本文化を教えるとか、何か自分も提供できることが望ましい。諸外国においてはランゲージエクスチェンジという場が一般的であり、そういった場でSkypeの相手や実際会って話す相手を見つけることもできる。ランゲージエクスチェンジも入り口はネットが主流となっている。

HelloTalk Language Exchange

これはアプリで探すタイプ。日本に来ているカナディアンに勧められた

japan-guide.com forum

UIは古いがこちらも比較的活発だそうだ

Language Exchange - English/Japanese

Facebookのコミュニティ

Lang-8: For learning foreign languages

ラング8は昔よく使ったが今活発かどうかはわからない

仲間をみつけよう - Meetup

ワイワイやりたい人にはMeetupが世界的に有名。カナダにもあったが僕はこういうの苦手

このあたりでもいろいろ紹介されている

他には街で見かける外国人に声をかけるという手段もある。僕はときどきやる。 

レベル5.最後に文法

ただ英会話を学ぶだけであれば文法は最後でいい。中学で習うような三人称、単純な未来形、過去形なんかは会話を学ぶ上でも自然に身につくだろう。そして文法が間違っていてもある程度は通じる。そのある程度の段階に来ると、必ず文法を学ばなければいけない時が来る。文法だけはテキストでやったほうがいいという意見もある。英文法のテキストはグラマーインユースの青が世界一有名だから、とりあえずそれを使えばいいと思う。僕もやっていなくて欲しい。

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修練あるのみ

レベル1〜5と段階に分けてまとめたが、得意なことから始めてもいいし全部同時にやってもいい。飽きたら別のことに挑戦してもいい。何よりもレベル1〜3のインプットばかりやるのは退屈なので、まだ全然レベルが低くてもときどきアウトプットにチャレンジする事をおすすめする。英語は使ってなんぼだから、使って実感し、学び、覚えることも多い。学んだことはすぐ使ってみる方がいいかもしれない。使わないと忘れる。そういう意味でもときどきレベル4のアウトプットを取り入れよう。ただし好きな項目、やりやすいレベルをマスターしても最終的にはどれ一つとして欠かせないため、この5つは全部やろう。アプリやサービスで学ぶこともできるだろうけれど、僕は詳しくない。語学学習で世界一有名なアプリ、duolingoの英語は一通りやってみたがあまり実感がわかなかった。

IELTS、アカデミック、ビジネス英語

おまけとして、今まで触れなかった専門的な英語学習について知ってる範囲で触れておこう。個人的な意見としては、初めから資格でスコアを取るための勉強をするのはおすすめしない。言語は会話をするための道具、機能であり、まず話せなければ意味がないと思う。ある程度会話ができるのであればそこから専門的な学習に取り組めばいいんじゃないだろうか。ちなみに資格もアカデミック(留学のための英語)もビジネス英語も、日常会話とは全然違う専門的な勉強が必要になる。いくら日常会話が達者であっても専用の勉強をしないと良いスコアは取れない。例えば、試験や実務において文書作成能力を問われたりする。IELTSでもアカデミックでも、おそらくビジネス英語でも英語でのレポートの書き方を中心に学ぶことになる。

英語については僕も過去に奮闘しており、このブログにもいろいろ書いてきた。いまだ学習中です。日本に帰ってきたから以前よりも積極的に学ばなければいけない。

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