2022.12.3

オタク家を買う を読んでいた。家を買うオタクとは、45歳独身のライター。土地探しから注文住宅を頼んで、2年かけている。現在建築中のようだ。非常に手間と時間のかかる注文住宅を、ライターの人は以下のように例えている。

はっきり言って大変だが、この手間を楽しめる人にとっては、かなり面白いことだとも思う。技術的・法律的・コスト的な制約の中からベストの解を見つけ出すのは、なんというか、ゲーム的なのだ。わかりにくく例えるなら、「シムシティ」などのシミュレーションゲームや「V Rising」などのサンドボックスサバイバルゲームが好きなら、きっと楽しめると思う。いろいろな住宅設備から理想の構成を見つけ出す感覚も、RPGで最強装備を揃える感覚に似ている。

シムシティはやったことあるけど、どちらかというとスクラップ・アンド・ビルドな遊び方をしていた。自宅でそれをやると悲惨なことになる。ゴジラを暴れさせたり宇宙人が来たりして何度も壊して作り直すのは、ゲームでしかできない。

生ビールについての記事を読んでいた。生ビールとは熱処理のされていないビールのことで、市販のビールはたいてい生なのだそうだ。一般的にはサーバーからジョッキで飲むのが生とされているが、缶ビールでも瓶ビールでも上手くグラスに注げば、生と大差ないらしい。

「生ビール」と「瓶ビール」と「缶ビール」の違いは? - ウェザーニュース

また、世の中には缶に装着するだけで泡を作れる、ハンディタイプのビールサーバーというものが存在するようだ。樽やボンベを買わなくても自宅で手軽に生ビールを再現できるとか。外で飲むときは生を頼み、家で飲むときは缶のまま飲んでいる。外で飲むより圧倒的に家飲みが多いが、家でも生を飲みたいと思うだろうか。ビール好きの人なら、あれば使うだろう。プレゼントにいいかもしれない。

スクショは写真なのか を読んでいた。これは一言でまとめると、写真の素材はもはや路上ではなくweb上にあるという話だった。つまり現代の若手写真家がやっていることは、AI描画のミッドジャーニーに限りなく近いのではないか。藤井聡太がAIで将棋の訓練をしているように、なんかこう、そういう時代(世代)なのかなって雑にまとめてしまう。

この記事は おとといまでのわたしのための写真論 | POPEYE Web の中の一つ。他には写真家とインスタグラマーの違いなど書いていた。インスタグラマーが「映え」を狙う人なら、写真家は「敢え」をやる人だって。狙いが違うらしい。こういうのを読んでいると、自分がいかに古い人間であるか思い知らされる。90年代で時間止まってます。年寄りであることを知覚したりわきまえることに、あまり意味はない。