Lightroom 3 がついに使えなくなった

2010年か11年頃に買った Lightroom 3 をずっと使っていた。LightroomとはAdobe社のRAW現像ソフトで、RAWで写真を撮る人にはお馴染みの商品。Adobe製品は海賊版の流通に耐えかねていつ頃からかサブスクになり、月額課金制となった。いや、本当は全然そんな理由ではなく、時代の趨勢。Adobeがサブスク化することによって10万していたPhotoshop、Illustratorが月額2千円ばかりで手が出るようになったのだから、みんなにとって万々歳なのだろう。これもブロードバンドと大容量ストレージ時代の賜物。

僕は買い切りのLightroom 3をずっと使っていた。10年以上。Lightroom 4 も買ったけど何故かずっと3を使い続けていた。LightroomはRAW現像ソフトで一番評判がよく、買って使ってみて案の定使いやすかった。しかし10年も前の代物で、mac OS Venture にアップグレードしたらデータを読み込まなくなった。保証はずっと前に切れている。サポートも何もかもが終了している。いまだに買い切りのAdobe製品を使っているのは、OSのアップグレードを拒み続けている層ぐらいだろう。

それでも最近のmac OS Monterey まではかろうじて動いていた。Ventureにした途端、データの読み込みエラーが起こり、無用の長物と化してしまった。

さて、どうしたものか。念の為、再インストールしてみた。ダメだった。エラーメッセージをGoogle検索してみたら、同じ状態に嘆いている人がいた。

LR3.6 Mac new import error | Lightroom Queen Forums

わかるよ、君のその気持ちは。しかし何も解決はしない。手段としては、OSをダウングレードするか、Lightroom 3をあきらめるかの二択。ダウングレードしたところで、これからもMacを使っていくのなら必然的に壁にぶち当たることになる。現実的ではない。Lightroom 3 をあきらめるしかない。

今後もRAW現像を続けるには、Adobeサブスクを使うか別のソフトを使うことになる。僕は別に写真のプロでお金を稼いでいるわけではないから、サブスク課金はなかなかハードルが高い。RAW現像もできればフリーソフトがいいなーと思っていくつか試してみたが、まあそんなに使い勝手がよくない。

一応Mac標準の写真アプリでも、RAW現像はできる。しばらくそれかな…。僕の中でLightroomの時代が終わった。