2024.1.19

村上春樹の中編小説「アフターダーク」を読んでいなくて、初めて読んでいる。東京の夜、終電がなくなったファミレスから始まるリアリズム的な流れで、まだ読み終えていないけどけっこう終盤までファンタジーにならないから、いつもの長編ファンタジー小説ではなさそうだ。中編といえば多崎つくるもどちらかというとリアリズム寄りだったか。

「アフターダーク」の夜の雰囲気は、ジム・ジャームッシュの「ナイト・オン・ザ・プラネット」っぽさがある。あんなに何も起こらないわけではないから、全然違うといえば違うんだけど、夜の描き方というか。

写真は2024年、京都。三角コーンが倒れているだけなんだけど、動物が水を飲んでいる姿に似ている。