詐欺師とナンパ師の類似性

僕はナンパやナンパする人を否定しようなどというつもりは毛頭ない。単に、その類似性に思い当たっただけであった。外国に旅行する際はよく、詐欺師やら見知らぬ人やらたかり、ひったくり、スリ、そういったものに気をつけようという注意がある。彼らの特徴というのはだいたい

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  • 向こうから話しかけてくる
  • 気さくでフレンドリー
  • 親切
  • おすすめの場所、料理、おみやげ、酒などを教えてくる
  • 案内してくれる

→ドボン

という感じだった。そんなの引っかかる人いるの?と思うけれど、おそらく後を絶たない。たかりにしろ、詐欺師にしろ、事件にしろ、そうやって観光客は現地で金を巻き上げられて帰ってくる。幸い僕は今まで騙されるようなことというのはなかったけれど、軽いのだったら多めにチップを要求されたり(払わなければいいだけなんだけどもうめんどくさくて払ってすぐ出た)、キューバでは英語が通じなかったから酒とタバコを買ってきてやると言われちゃっかり自分の分も買ってきていたりとその程度だった。

そういうことがあり、僕は積極的に絡んでくる人や愛想がいい人、腰が低かったりやたらと親切な人は「何か目的がある」と思い取り合わないようになった。目的というのはもちろん金だ。金をむしり取るためにあの手この手を尽くす。利害が一致していればただの客引きなんだけど、法外な額を請求されたり不要なお金まで要求されるのは詐欺みたいなもんだ。「案内したんだから金くれ」って言ってくる人はまだ安全で、室内や路地裏に連れ込まれて囲まれたりということも日常的にある。手が込んでくるとATMに連れて行かれ限度額いっぱいまでキャッシングさせられるケースも有名だ。

これらのパターンというか特徴って、何かに似てるなーと思ったらナンパに似ていると思った。ナンパにほいほい気安く着いて行く人というのは、おそらくこういう被害にも遭いやすいんじゃないだろうか。目的が金かセックスの違いというだけ。やってることは似ている。僕はもちろんナンパなんてされたことはないけれど、どこかで断れない心境に追い詰められたりしているんじゃないだろうか。「めんどくさいから」とか「まあいいや」っていう気持ちで僕が金を払ったことがあるようにセックスしてないだろうか。もしくは、完全に口車に乗せられていないだろうか。なければただの契約成立だ。おめでとう。

僕はやはり、自分から親切を持ちかけてくる人というのは外国人であれ何であれ、なるべくとりあわないようにしている。多分そういうのだって、いかにフランクで軽く見せるかといった技術があると思う。重々しい親切は誰も受けたがらない。内心ドロドロと策略に埋まっていたりしても、フランクで明るくて何も考えていないように見せている。そして罠にかかってしまえばもう後には引けなくなり、ズブズブと泥沼にハマってしまう。