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ガンプラの思い出

小学生の頃、近所にあったおもちゃ屋に毎日通っていた。当時流行っていたのはミニ四駆、カードダス、そしてプラモデルだった。スーパーファミコン世代だからゲームもよくやっていたけれど、今回はプラモデルの話。僕らはプラモと略してた。僕が一番良く買っていたのはBB戦士というSDガンダムのプラモデルで、1個300〜500円と、比較的安価だったように思う。本当にたくさん買って、よくわからない改造なんかもしていた。店のおっさんとも仲がよく、予約や取り置きなんかもよくしてもらっていた。

BB戦士 Zガンダム (198)

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プラモデルを買うようになったきっかけは、小学生の頃の友人の影響だった。僕は当時引っ越してきたばかりで地域の付き合いというのが全くなかったから、年長の子供に遊びを教わるということもなかった。だからそういう子供の遊びみたいなのを全く知らなかった。小学校に入ってやっとそういう世界に足を踏み入れたと言える。同級生たちはTVアニメやマンガにも詳しく、影響されるがままとなった。最初に買ったのはワタルというアニメのプラモデルだった。後にガンダムのプラモデルを買うようになる。

ROBOT魂 [SIDE MASHIN] 龍王丸

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ガンダムのアニメは当時まだ難しすぎてよくわからず、高学年になるまでほとんど見た記憶はない。SDガンダムはカードダスで流行っていたものの、TVアニメ等は放送されていなかった。どこからガンダムの情報を得ていたかというと、マンガだった。コミックボンボン。そして僕らがプラモデルに走った理由というのもそこにあった。コミックボンボンで連載されていた超戦士ガンダム野郎というマンガが好きだった。子供向けとはいえ、今思うとすごいネーミングセンスだ。そこで描かれたのは、自ら作ったプラモデルでアニメさながらの実戦を行うという物語だった。ミニ四駆のマンガなんかと同じだ。

新装版 超戦士 ガンダム野郎(1) (KCデラックス )

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マンガで紹介されているプラモデルがおもちゃ屋で売られ、また製品化されないマンガオリジナルの改造プラモデルなどが写真付きで紹介されていた。改造の手順だけを書いたマニュアル本なんかもあった。僕らはマンガを読み、マンガにあるようなプラモデルを買う、マンガを読んで改造する、マンガには無い自分オリジナルのガンダムを考えて塗装し、改造する、そういうサイクルができていた。これは小学校1、2年の頃だ。マンガが続く限りそういうのを追いかけていた。マンガのようにプラモデルを操縦して戦うなんてことはできなかったけれど、頭の中での想像はすごく広がった。 

NOMOKEN extra edition ガンプラ入門 (ホビージャパンMOOK 309)

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当時SDガンダムにはオーソドックスな物の他に、ナイトガンダム、武者ガンダム、キャプテンガンダムといった路線があった。僕が好きだったのはナイトガンダムだった。ナイトガンダムのマンガやアニメもあり、ビデオを借りたりもしていた。ナイトガンダムに関しては他と違ってギャグ要素も少なく、子供向けだとしても設定がシリアスだった。

小学校3年ぐらいになるともうそういうプラモデルなんかはほとんど買わなくなっていた。TVアニメでやっているSDではないガンダムのプラモデルはたまに買っていたけれど、1000〜3000円ぐらいして高いから滅多に買わなかった。

何故急にそういうことを思い出したかというと、少し前からガンダムビルドファイターズというアニメがテレビでやっていたことを知ったからだった。Wikipediaを見て思ったが、当時僕らがコミックボンボンで読んでいた内容と非常に似通っている。SDが中心ではないけれど、とても懐かしい。僕が子供の頃はこんなアニメはなく、コミックボンボンのマンガしかなかったけれどあれはあれで良かったし、今こういうのが復活していると知って、どこか嬉しい気持ちがある。試しに1話を見たが、現代の映像クオリティと、ギャンやランバラルが出てくるといった往年のガンダムファンが喜ぶような小ネタ満載で、子供だけでなく大人が見ても面白いんじゃないかと思わせられる。

ファーストガンダムやZガンダムといったアニメを見たのは中学生の頃で、主に戦争がテーマだったからストーリーも難しく、小学生向けではなかった。小学校低学年にはプラモデルという現実に寄り添う形と、それを操縦するという夢物語が入り混じった話のほうが面白いはずだ。ポケモンがまさにそうだった。ガンダムビルドファイターズは妖怪ウオッチみたいに社会現象にはなっていないけれど、アニメは続編も作られているみたいで、子供受けがいいのだろうか。僕はもうさすがにアニメって全然見ないんだけど、このガンダムビルドファイターズは子供の頃の懐かしさもあり、少し気になっている。そういう子供時代を過ごした人なら、きっとあの頃の気持を思い出すだろう。