今週のお題「やったことがあるアルバイト」

高校からいろんなアルバイトをやってきた。基本的に働くのは嫌いで、でもお金がないからしかたなくやっていた。大金がほしいわけではなく、安くてもいいから楽なバイトを探していた。なにか特技があるわけでもないため、できることは限られている。高校のときは近所の子の家庭教師と、マクドナルドの厨房でバイトしていた。それはだいたい当時の携帯代に消えた。

大学生になってからは最初飲食店のホールで働いていたが、当時付き合ってきた彼女と別れたショックで3ヶ月ほどで辞めた。その後に派遣の日雇いバイトをいろいろやった。運送業者の倉庫の仕分けや、ベルトコンベアの袋詰作業などはきつい割に半日働いて5,000円程度だった。楽だったのは飲み物にオマケを付ける作業。ボタンを押して電気がつくか確認しなければならない。親指の爪が痛くなった。交通量調査も、季節を選べば楽だった。3人でローテーションを組んで交代する。休憩時間中にそこで出会っただけの知らない人とずっと話していた。

一番長かったのはコンビニ店員で、2年続けた。客があまり多くなさそうな店を選んだら潰れて、忙しい店に回された。京都は大学生が多く、当時はアルバイトの競争率が異常に高かった。今は大学生はそんなにバイトなんかしないと聞いた。大学の同級生が商業施設の自販機を補充するバイトをしていた。待機時間もバイト代が出る上に暇だからポータブルゲーム機を買ったという話を聞いてうらやましかった。

自分は社会人ドロップアウト組だから、大人になってからもいろいろバイトをしている。ラーメン屋はすぐクビになった。

外国で日本語を教えていたこともあった。素人が勝手にやっていたことで、よくあんなので金とっていたなと今になって思う。畑で働いたり、コワーキングスペースのスタッフをやったりもしていた。働きたくないのに、金が必要だからしかたなく、そのうえ一芸もない、そういう状態でやるアルバイトはろくなもんじゃない。人生の浪費。なんかこう、少しでも興味があったりツテを頼ったり、有意義な時間を過ごしたほうがいいんだと思う。めんどくさいけど。

今週のお題「やったことがあるアルバイト」