5月以来の参加です。一度詠み方を忘れてしまって、今回は新鮮な気持ちだった。8月で夏ということで夏のお題が多いけれど、あまり夏っぽくない、というよりはむしろ季節感のない歌ばかりになった。
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1.ジャワ
自らを気づかせまいと遠くから語りかけてる目線ジャワジャワ
2.くきやか
ゆびさきにこさえてくれたみずぶくれ。にっくきやかんはそしらぬかおで
3.蝉
久々に笑った君のその顔は蝉を食べてたあの頃のよう
4.冥
「ご冥福お祈り申し上げます」と送られてきた選考結果
5.まつり
遠くから眺めるまつりの賑わいは画面の中の虚像に似てる
6.日焼け
天然の日焼けを着飾るあの頃の写真がもっとも輝いている。
7.くちづけ
横たわる君に最後のくちづけを。ただ水だけがほとばし落ちる。
8.風鈴
現代の若者たちは風鈴を知っているのか?見たことあるか?
9.菊
過ぎ去ったその日を拒むかのように床に散らばる菊の花びら
10.【怪談短歌】
通り過ぎ、振り向く顔も気にかけず足早になる。何か言ってる。