人の話に興味がないのは僕だけではない

世の中みんなそうだったんだ!知らなかった!人の話に興味がないのは僕だけかと思っていた!だってみんな人の話には耳を傾けるのに、僕の話には耳を傾けないから、みんな僕の話に興味がないだけで、人の話には興味あるもんだとばかり思っていたら違ったんだ!本当はみんな誰の話にも興味なかったんだ!興味ある風を装っていただけなんだ!知らなかった!

しかもそういうのって、全部織り込み済みだったんだ!みんな人が興味ないことを前提に話していたんだ!「興味ないと思いますけど…」なんて枕詞は野暮だったんだ!相手が自分の話に興味ないことを当然のこととしてみんな話してたんだ!聞いている方も興味ないけれど興味ある風を装うのがマナーだったんだ!話している方はそれをわかった上で話していたんだ!知らなかった!

じゃあなんで僕の話はみんなから興味ある風を装ってもらえない?誰からも聞いてもらえないのかって?答えは簡単さ!僕は気づいてなかったからだよ!そういう前提にさ!僕に向かってうっかり興味ある風を装ってしまうと、てっきり興味あるもんだって勘違いするだろ?僕がさ!興味ないのに興味あるって勘違いされるっていうのは、興味ないのに興味ある風を装うマナーの前提が共有されていなかったんだよ!

僕の話に興味ないのに、興味あると勘違いさせたらめんどくさいだろ?だって僕には興味ないのに興味ある風を装うマナー前提が共有されていなかったからさ!そういう態度を取ると勘違いさせてしまうんだよ。でも僕はもう知ったよ!これからはみんなの話をふんふん興味あるふりして聞くよ!興味ないけどさ!だからって僕の話は聞かなくていいよ!だって興味ないんでしょ!