ホームステイは日本でも一般的か?

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ホームステイという言葉は知っていたが、一体どんなものなのかは想像でしかなかった。それがいざ外国に来ることになって、体験こそしなかったもののホームステイというものがどういうものなのかある程度知った。本当にただ家に住むだけだ。

その家は全然豪邸ではなく、部屋に鍵があるわけでもなく普通の家だったりする。外国からの居住者のための特別な区画や措置は何もない。ホームステイで来るのは子供ばかりではなく普通に大人が来たりする。ただ家の空いている部屋を間借りするだけ、それ以外はキッチンもリビングも日常の風景だ。

僕が今実際借りている部屋は、普通の家にある一室だったりする。オーナーも一緒に住んでいるが、ホームステイではない。飽くまでハウスシェア。このオーナーは他にも家を持っているので毎日いるわけではないが、日本ではなかなか考えられないことではないだろうか。トロントにはこういう供給がたくさんある。一般的かどうかは知らない。日本でこういう部屋を簡単に借りることはできるだろうか?僕は外国人として日本に行ったことがないから当然そういうマーケットを知らない。ただ日本の家は知っている。日本の家庭からすると、誰か知らない外国人が家の一室に住んでいるというのは非現実的だ。

日本はそもそもアメリカなどと違って外国人が留学に来たり働きに来たりすることは少ないだろう。日本語は世界で使えないし賃金は高くても労働の許可だって取りにくいんじゃないだろうか。だからマーケットが育っていなくても不思議ではない。アジア人が彼らのルートで彼らだけのネットワーク内で居住していることは十分に考えられる。それはオープンではない。同国人同士の助け合いかビジネスでしかない。

それ以前に法的にホームステイはどういう扱いになるのだろう。日本は借地借家法や旅館業法など、かなり厳しい制約があるけれど、ホームステイはどこに該当するのだろう。

ホームステイ実施機関を通じ受入家庭に支給する謝礼金に対する所得税の取扱いについて|申告所得税関係 個別通達目次|国税庁

納税に関する内容があった。めっちゃ古い。どうやら業者を介するのが一般的みたいだ。個人ではやらないのか。では業者はその需要を一体どこから取り込んでいるのだろうか。やはり外国人向けのサイトや学校に営業をかけたりもしているのだろう。日本から外国にへ行く際にはエージェント経由が一般的だけど、外国でもそうなのだろうか。大学の留学生とかなら大学に営業をかけるとかそいう感じなのだろう。ただ外国人は自分でやりそうなんだが、そうでもないのか?外国人として日本に行ったことがないからわからない。

ホストファミリー募集で検索したら業者が山ほど出てくる。
英語で検索すると登録型のようなところも出てきた。

ホームステイは別として、個人的にはゲストハウスと日本型シェアハウスの中間にあるこっちのシェアみたいなのが流通すればいいのになと思った。外国に出てみてわかるのが、日本には外国から人を引き寄せるほどの魅力がない。流入がないと成り立たない。