僕は去年の11月頃にiPhoneを解約し、僕のiPhone4sはただのiPod touchと化した。元々契約してたソフトバンク回線での電話はできなくなり、キャリアメールやソフトバンクWi-Fiスポットが使えなくなった。しかし、公共Wi-Fiスポットやスターバックス、友人の家などWi-Fiがある場所では今まで通り機能する。ネットにさえ繋がっていればLINEもできる、地図もfacebookも見れる。通話アプリを使えば通話もできる。アプリは回線契約とリンクしておらず、AppleIDさえ生きていれば新しいアプリもダウンロードできる。
脱獄で何が便利になるか（Activator編）
僕が脱獄（JailBreak）したきっかけというのは、トロントの同じ家に住んでいた同居人が脱獄していたからだった。彼の場合、右上にある電源オフボタンが効かなくなったため、今まで通り使い続けるには脱獄するしかなかった。脱獄アプリにはActivatorという定番tweakがあり、これは画面上のタップ、及びフリック動作に対して各種色々な動作、ボタン等を割り当てることができる。
僕が割り当てているのはステータスバー（Wi-Fiアイコンや時間、電池残量などが表示されている上部）の中心を右フリックするとホームボタンと同じ動作になり、左フリックするとホームボタン2度押しと同じ動作に割り当てている。僕の場合ホームボタンの効きが悪くなっていたため、これでもうホームボタンを使わなくてよくなった。他にもステータスバーの右端、左端、画面右側、左側、下部をフリック、タップ、ダブルタップ、あらゆる動作を自由に割り当てることができる。
コントロールセンター編
他にも脱獄してできること、便利になることというのはたくさんある。例えば、コントロールセンターを自由にカスタマイズできる。僕がコントロールセンターに追加した動作というのは、まずアプリ全消しと、広告非表示だ。アプリ全消しとはその名の通り、タップするだけで起動中のアプリを全て終了させてくれる。一つずつ終了しなくていいんだから非常に便利だ。これはコントロールセンターをカスタムするtweakに大抵初めから入っている機能だ。並べ替えるだけでいい。広告費非表示に関してはRemoveAdsToggleというアドオンをダウンロードしてCCToglesにてコントロールセンターに設定した。この広告非表示は完全ではないものの、アプリ中の広告も非表示にしてくれる。
その他細かいtweaks
細かい部分では、僕はスポットライト検索を使用しないから、NoSpotというtweakでホーム画面で上から下にフリックした際にスポットライトが出てくるの止めるようにした。また、カメラを撮影した時にシャッター音が鳴らないようにするSilentPatcherやカメラ撮影時の下に表示されるバーを透明化するTransparentCameraBarなどを入れている。
そんなに大した機能ではないが日常で使っている何気ない部分を便利にする。他にも挙動をカットして動作を速くするDisableParallaxEffectやスクロールを速くするWebscrollianなど、使い勝手を向上するtweakはたくさんある。
見た目編
当然見た目も変更できる。アイコンやドックはもちろんのこと、フォルダに並べるアプリの数や、ステータスバー上の表示まで。僕はあまり変更していたなめパッと見脱獄していることはわからないが、細かい部分を見ていくと違いがはっきりする。これにはSpringtomize3というtweakを使用した。
他にはホームボタンを2度押しした際に現れる現在起動中のアプリ画面も見にくかったため、GridSwicherというtweakを入れた。
脱獄の注意点
tweak同士の動作や表示が干渉するとエラーが起こり、セーフモードでの起動となる。セーフモード中に干渉を無くすよう設定を変えるか、tweakを削除することによって元に戻る。tweakのアップデートで新しい機能が追加された時に、よくこの現象が起こる。
またAppleのサポートが受けられない。脱獄した時点でAppleのサポート対象外となり、Appleケア等は効かなくなると思う。僕は入ってないから知らない。iTunes Store等のサービスに関しては別。iPhone本体を指す。
僕はどちらかというと脱獄してもあまり仕様は変えていない方だ。ただ使いやすくしただけ。他にもできることはたくさんある。脱獄しないと入れられないゲームを入れている人も多い。そのあたりは好みによるが、少なくとも使い勝手は向上するため、不安な人も一度解約済みの使用していないiPhone等で試してみれば面白いんじゃないかと思う。正直言って僕はもう脱獄してないiPhoneは使えないぐらい使い勝手が良くなった。
