2024.4.14

自分の中に解消されないものというか、溜まっていくものがある。それが重荷のようになっており、ときどき顔を出してそのへんを蹴散らしていく。身近なところからいろんなものが消えていき、そこにあったことも忘れ、そこにいた自分のことも思い出せない。きっと今の時間をそのまま変わらずに残したいのだろう。ますます年をとった。着ている服も違っている。時間の流れについていけない。何事にも前向きになれないのはホルモンバランスのせいか。まだまだ老いていくのか、いけるのか。これからも無くしていくのか。いつでも戻れるようなくさびがあればいい。

写真は2016年、ジャマ・エル・フナ広場。アフリカの大地は赤い。