ボクシングが好きだったりする

ボクシングについて特別詳しいわけではなくやったこともないけれど、子供の頃から好きだった。僕は格闘技全般が好きで、その一番最初のきっかけがボクシング、というより映画だった。ロッキーだ。ロッキーを見たことがない人は誤解している人が多いけれど、あれは実は恋愛の映画だ。「ダメだった人が努力を重ねて世界チャンピオンになりました」という努力と根性のスポーツ物語ではない。

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ロッキーについて

生活のために借金取りをやっていたロッキーは、親のように慕っていたトレーナーからもジムを追い出されそうになり、街の人たちからはバカにされていた。ロッキーには片思いの相手がいた。ペットショップに勤めるエイドリアンだった。彼女はあまりにも無愛想で口を利かないから、周りの人からは頭が弱いと思われている。ロッキーはペットショップで亀を買い、亀の餌を買い続ける口実で毎日エイドリアンを口説き続け、デートに誘う。

「なぜボクシングをするの?」「親父に言われたんだ。お前は頭が悪いから体を使うしかないって」「私は母に全く逆のことを言われたわ」「なんだいそりゃ」「お前は体が弱いから頭を使えって」「ほんとか」

強すぎて試合相手が見つからないヘビー級世界チャンピオン、アポロが試合相手を探していたところ、"イタリアンスタリオン"という愛称の響きだけでロッキーが選ばられ、世界戦のオファーが来る。一介のボクサーであるロッキーに勝ち目があるはずもなかったが、彼はオファーを受ける。誰も本気で取り合わない中、彼はここぞとばかり熱心に取り組む。エイドリアンは千載一遇のチャンスを掴んだロッキーを励ます。彼に愛想を尽かしていたはずのトレーナーのミッキーは、彼が試合のオファーを受けると知りセコンドに立たせて欲しいとロッキーの元を訪れる。

「何を今更!!俺が本当に声をかけて欲しかったのは10年前だ!!」ロッキーは激昂する。ミッキーは言い返す言葉が何もなく、その場を立ち去る。

「俺が最後までリングに立っていたら、ただのろくでなしでなかったことを証明できる」

フィラデルフィアにあるロッキー・ステップと呼ばれる場所にはいつか訪れたいと思っている。余談だけど超駄作と言われるロッキー5も、オープニングのロッキーとミッキーの邂逅シーンだけは僕は最高だと思っている。

ボクシングのマンガ

ボクシングのマンガも読んだ。あしたのジョーもはじめの一歩も読んでいるが、マニアックなところだと満天の星とか、途中までしか読んでないけれど。今ヤングジャンプで連載しているリクドウなんかも面白い。父が自殺し、母のところに転がり込む男から虐待される少年リクは、元ボクサーの金貸しから生きるために人を倒すということ知り、母親と自分を守るため男を殺す。その後施設で育ったリクは、あの金貸しが元東洋太平洋チャンプだった事を知り、次第に彼を追いかけるようになる。

リクドウ 1 (ヤングジャンプコミックス)

リクドウ 1 (ヤングジャンプコミックス)

 

辰吉丈一郎が好きだった

僕らの世代で誰よりもヒーローだったのが辰吉丈一郎だ。彼はボクサーとしても最高にかっこよかったが、同時に人としても魅力にあふれた存在だった。彼の人生はドラマにあふれており、3度世界王者に輝いたものの、同時に負けの美学を魅せつけてくれるところもあった。Wikipediaからエピソードを一つ引用しよう。

レフェリーのリチャード・スチールが辰吉の引退時の賛辞として「オスカー・デ・ラ・ホーヤには若い女性ファンが何人いるか知らないが、あれだけ多くの青少年を夢中にさせるという点では、辰吉が世界一だと確信している」と呈した。

また、彼の言葉は人間味と愛情に溢れており、確信を突くような正論でありながらも心に響くものが多かった。同時にユーモアの才覚にもあふれていた。こちらもWikipediaからエピソードを引用したい。

ダウンタウンの番組にゲストとして出演した際、「地球最後の日に何をする?」というお題に対して、「浜田を一日中シバき回す。」というボケ回答をする。同じくゲスト出演していた関根勤に「死んじゃうよ。一日もたないじゃん。」と言われると「そこは、持たすように。」と回答した。

最後にYouTubeにあった辰吉の試合のビデオを貼っておきたい。この試合で辰吉はプロ8戦目の世界王者として当時の日本最短記録を更新した。