先日読み終えた「世界史の中のパレスチナ問題」を読み返していた時に、冒頭の方である一文があった。
そもそも、歴史はイギリスの歴史家E・H・カーの指摘を俟つまでもなく、「現在と過去との間の尽きぬことを知らぬ対話」であり、すべて現在の視点から事実を選択して解釈したものともいえます。
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この名前どっかで見たな、と思ったら引用元が岩波新書「歴史とは何か」であると書かれていた。この岩波新書については元旦にツイッターのやりとりで見かけていたことを思い出した。
現代文には文学など人文科学のほかに社会科学、自然科学などあり、それらの基本を理解するには圧倒的な読書量が必要だと思う。圧倒的といっても岩波新書30冊くらいに岩波文庫20冊くらい。
— finalvent (@finalvent) 2016年1月1日
この岩波新書30冊の中に「歴史とは何か」が含まれていた。具体的なリストも挙げられており、目を通してみると一つも読んだことがない。そもそも岩波新書を読んだことがなく、読みたい。
言われなくても読んでおくべき岩波新書青版をオススメ順に力の限り紹介する 読書猿Classic: between / beyond readers
この中では丸山眞男の「日本の思想」や梅棹 忠夫「知的生産の技術」などがKindle化されており、外国にいる僕でも購入することができるものの「歴史とは何か」については紙の本しかなくて読むことができない。日本に帰った時に探して買おう。
80年代には、知識人やその卵が必ず読んでる岩波新書というのが実質、あった。
— finalvent (@finalvent) 2016年1月1日