読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

1日目② アルハンブラ宮殿へ

旅行

前回の続き

ホステルへチェックインできる時間になり、戻って荷物を置いたり整理したりしていた。部屋が寒い。グラナダ初日はアルハンブラ宮殿へ向かうことにしていた。午後の部が14時からあり、以前に訪れている友人から「予約していったほうがいい」と言われたため午後の部を予約していた。メインとなるナスル宮殿に関しては30分区切りの時間制で入場制限がもうけられている。我々は16時からで予約した。

スポンサードリンク  

ネットで予約してクレジットカードで支払っていれば、そのカードを持参するだけでチケットマシーンにてチケットを発券することができる。アルハンブラ宮殿へはホステルから歩いて15分ほどで着いた。その着いた場所というのは山の麓だ。宮殿は戦国武将の天守閣如く、丘の上にある。その丘を登らなければならない。グラナダの観光地を周ってくれるバスがあり、そういうのを利用すれば丘を登る必要はない。しかし我々は足で登った。急な丘ではあるが狸谷の不動さんや伏見稲荷の方が大変なので安心して良い。登りきったところには、列をなしていたりチケットをチェックして入場している場所がある。僕らはまだチケットを持っていなかったため、チケットマシーンを探す。見あたらない。案内板のようなものも近くにはない。警備の人に聞いてみると「向こう」と指を刺して言われ、歩いていくがそこはもうアルハンブラ宮殿の中のようで、突き当りに行くとまた入場チケットを確認している。勝手に中に入ってしまったのだろうか。それにしてもチケットがなければ先に進めない。

インフォメーションがあったからそこに入った。聞くところによると、チケットマシーンにてチケットを入手するには一度アルハンブラ宮殿を出てぐるっと入り口へ回らければいけないみたいだ。僕らはどうやら出口の方から来たらしい。アルハンブラ宮殿の構造としては、チケットが無くても敷地内に入れる。ある程度中を見学することもできる。ただし観光客が訪れるようなメインの場所となるとチケットの確認が入るらしい。そして出口が一番手前にあり、入り口が一番奥にある。チケットマシーンもそこにある。ややこしい。普通はシャトルバスやタクシーを使ったりして一番奥にある入り口へと向かうのだろう。足で丘を登る人は稀なのかもしれない。

我々は一度宮殿から外へ出て、城壁をぐるっと回り入り口に向かった。歩いて10分ほど。そこには団体客や遠足で来ているような子供たち、エントランス前で並んで待つ大勢の人たちがいた。チケットを買うのに並んでいるのかなんなのか、とにかく我々はマシーンにて発券するだけだからマシーンを探した。マシーンは入場口の裏側の奥にあった。そちらは誰も並んでおらず、それどころか利用している人さえ一人もいなかった。そこでチケットを発券し、すんなり入場した。すんなり。14時からの、午後の部のチケットをネットで購入していたため、ホステルを出たのは1時半だった。丘の下に着いたのが1時45分頃、チケットを発券し、入場した時は既に2時半になっていた。迷いすぎ。

既にアルハンブラ宮殿に入り、一度出てきたためエントランスから入場したところで感嘆はない。まずはチケットで入れる場所に行こう。入り口から比較的近くにあるフェネラリフェへ向かうことにした。フェネラリフェという名前だけどつづりはGeneralifeでジェネラルライフと読んでしまう。これはイスラム建築の庭園らしい。アルハンブラ宮殿はスペインのアンダルシア地方がイスラム圏に征服されていた時代の名残りの建物であり、スペインにありながらイスラム式の建築が残っている。どういうところがイスラム式なのかってよくわからないけれど、模様とかそういうのだろう。とにかく違うっていうことは見ればわかる。中世ヨーロッパ風ではない。

f:id:kkzy9:20160303064820j:plain

迷路のように刈り込まれた植物の通路や水路に沿って階段を昇ったり写真を撮ったりしながら、広い庭園を一通り回ってフェネラリフェを出た。次にどこへ向かおうと思っていたところ、

「もう4時半だよ、ナスル宮殿に入れないかもしれない…」

と言われる。ナスル宮殿は時間制の入場制限がある。時間が過ぎると入れないかもしれない。どういうシステムになっているのかは調べていないため入れないのかどうかははっきりしないものの、ナスル宮殿がこのアルハンブラ宮殿の目玉であり入れないとなるとここまで来たのがなかなか惜しいことになる。入れるか入れないかわからないままとにかくナスル宮殿の入口へと向かうことにした。ナスル宮殿もスペイン語表記があったり英語表記があったりしてややこしい。スペイン語表記は「Palacios Nazaríes」英語表記は「Nasrid Palaces」そもそも、そんなに時間経ってたっけ?向かっている最中に腕時計を見た、3時半。

「あれ、3時半じゃない?」

「ごめんなさい、1時間見間違ってた」

ナスル宮殿は入り口近くに列ができており、そこで皆が予約した入場時間を待っていた。我々はまだ時間があったため、近辺にあるところを見てまわったりしながら入場時間近くになると列に並び、中へと入った。他の場所とは違って人も多く、ここではみんなが写真を撮っている。

f:id:kkzy9:20160303065040j:plain

f:id:kkzy9:20160221065853j:plain

今までもこの後もかなり多くのイスラム式建築を見ることになるが、結局このナスル宮殿を上回る規模のものにはお目にかかれなかった。トルコやイランにあるようなでかいモスクがそれにあたるのかもしれないが、今のところ訪れる予定はない。それほどの建物を見て、放ったチェコ好きさんの一言

「かっこいいハチの巣」

f:id:kkzy9:20160303065353j:plain

この部分が蜂の巣に似ているらしい

ナスル宮殿はかなり広く1時間ぐらいかけて周り、その後カルロス5世宮殿や展望台、おみやげ屋などを見ていたら閉館時間の夕方6時近くになった。午前の部と僕らが行った午後の部以外に夜の部というのもあるらしいけれど、夜の部には閉まっているところもあるということで選ばなかった。

f:id:kkzy9:20160305233637j:plain

展望台から見渡すグラナダ市街地

アルハンブラ宮殿の丘をくだり、その近辺を歩いているとヨーロッパであるスペインらしからぬ通りにさしかかった。まさにこのあたり、アルハンブラ宮殿の延長を模したようなアラビックな感じだ。アルバイシンという通りらしく、観光名所にもなっている。

f:id:kkzy9:20160303065528j:plain

その通りの下の方にあるレストランでパエリアを食べた。スペイン料理なんていうのは全然知らない。ビールを頼むとタパスが出て、それだけでそこそこの量があった。

食事を済ませ、まだ時間も早かったけれど寒いし2日ぐらい全然寝ていないから早々にホステルへ戻って寝てしまった。

次回、2日目 ハマムへ