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12・13日目 ペトラからアンマンへ戻る

前回の続き

ホステルへ戻ってからは寝たり、雨天炎天の続きを読んでいたりした。そして次の日、ペトラ3日目。今日の夕方4時発のバスにてアンマンへと戻ることになっている。夕方まで時間があるため、再び遺跡へ行って昨日見られなかった部分を周りに行く。今後の予定は、夜アンマンに戻って一泊、朝7時から国境行きのJETTバスに乗りエルサレムへ、そこで3泊する。アンマンには夜に着いて早朝に出ていくため観光のようなことはできない。

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ここのホステルに朝食がついていることを知った。昨日はそれを知らず外食したが、今日は食堂へ向かうことにする。食堂には確かにパンやフルーツ、スクランブルエッグといった朝食が雑に並べられている。人は誰もいなかった。てきとうに盛って食べる。味は普通。朝食をとったあと、ホステルをチェックアウトして荷物を置かせてもらい、昨日と同様朝10時頃に再び遺跡へ向かった。昨日よりも観光客が少ないような気がする。今日行こうと思っていたのは王家の墓とかそのあたり。入り口から真っ直ぐエル・ハズネへ向かい、もう少し進んだところから右へ登った。

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道の途中でヤギをたくさん見た。今まで通った道にはおらず、なぜかここでだけ放牧されている。このあたりにもみやげ物屋がたくさんあるが、あまり声はかけてこない。王家の墓にはなんのことなくすんなりと辿り着いた。

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天井が壁画のようになっていた

墓から降り、ヤギのいたあたりで奥に行けそうな道があった。このあたりにはもう観光客が誰もいない。途中子犬がいたりして、その先をどんどん進んでいくと上り階段を見つけた。とりあえずここを登ってみる。

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ある程度登るが、階段はまだまだ続く。チェコ好きさんはリタイア、ここで待っているということだ。僕は一人先に進んだ。

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上が見えなくなり、このあたりで終わるだろうと思ったらまだまだ階段が続く。一体どこまで続くのだろうか、どこまでも続くんじゃないだろうか、そう思わせられる。

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しかし頂上に来た。ここから下を見下ろすとかなり高い位置にいることがわかる。昨日に続き今日も体力を使ってしまった。下の方ではチェコ好きさんを長い間待たせているから戻らないといけない。降りる途中、登ってくる現地の人に会う。「頂上から反対側へ降りればエル・ハズネに戻れるよ」と言われたが「人を待たせているからこっちでいいんだ」と言ってそのまますれ違った。僕があまりにも長い時間戻ってこないから、チェコ好きさんは途中まで登ってきていた。そのまま下まで降り、ヤギを通り過ぎて来た道まで戻り、帰路についた。2日目の遺跡は残した部分を軽く見て回ろうというぐらいにしか思っていなかったが、結局3時間の道のりだった。

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頂上から見た景色

ペトラを出たあと、昼食をとりにレストランへ向かった。初日に行った北島三郎の店が量も値段も味もよかったため、そこへ向かうことにした。しかし遠い。ペトラで3時間歩いたり登ったりした後にレストランまで30分の上り坂を歩くのはかなり堪える。初日はなんとなく歩いていて気付かなかったがこんなにも遠いのか。そうは言っても引き返さず、無理矢理辿り着いた。店の人は北島三郎似ではなく別の人だった。交代制なのだろう。チェコ好きさんは「サブちゃんいないね」と言っていた。もうあだ名だ。前回のケバブは量が多かったため、今回はケバブサンドウィッチ(ロールされているもの)を注文した。フライドポテトとサラダもついてきた。チェコ好きさんは野菜スープ。食事を終えるとホステルへ戻る。時間は午後2時、ここペトラでやることはもう残っていない。ホステルのロビーでネットを使いながらアンマンへと戻るバスの時間を待っていた。

時間になってバスターミナルへ向かい、バスに乗ると疲れのため寝てしまった。途中何度か起きながら午後7時半、アンマンに到着。3日前アンマンからペトラへ向かう際、バスに乗った場所と違う場所で降ろされたため「バス乗り場はどこ?」と聞くと「すぐ裏側だよ」と言われた。明日は朝7時から国境に行くため、事前にチケットを買っておこうと思ってバス乗り場へ向かう。向かおうとしたらタクシードライバー3人ぐらいに囲まれた。おっさんの一人は電話を取り出し「話せ」と言われて話したが意味がわからなかった。多分自分が英語話せないため別の人に電話で通訳させようとしたのだろう。もう一人は「バス乗り場に行きたいんだろ?そっちじゃないタクシーに乗れ」と言っていた。「じゃあどこ?」と聞いても「タクシーで連れてってやる」としか言わないため、躱して歩いていたらバス乗り場のオフィスは見つかった。中に入り、明日のチケットを買おうとしたら「明日に来い」と言われたためオフィスをあとにした。ここから予約していたホステルを探しに歩く。ホステルは、Googleマップのルート検索によると歩いて20分ほどのところにあった。バックパックは背負っているものの歩ける距離だろう。事前にJETTバスからホステルまでの地図を印刷していたため、それを見ながら歩く。アンマンの街は一部道路名の表記が違ったけれど、道路表示などが基本的に英語も併記してあるためわかりやすい。あまり人通りのない道を歩いたが危険も感じない。基本的には夜歩いても安全な街に思える。

ホステルに着くと、シャツとパンツの洋服を着た若い学生のような人が受付だった。チェックインを済ませ、部屋に荷物を置いて外へ出た。水や夕食を買いに行くことになった。近くには高級ホテルがあり、レストランやコンビニ、カフェもいくつかある。アンマンは都会だ。前に来た時はそういう印象もなかったけれど、道路の整備状況や店の感じ、多くのビル群などモロッコよりも都会だと感じる。コンビニで飲み物とスナックを買い、SUBWAYでサンドウィッチを買って持ち帰って食べた。アンマンにはSUBWAYもあるんだ。しかも値段がカナダの半分ぐらいだった。物価の違いだろう。youtubeを見たりしながら夜1時には明日に備えて寝た。

ペトラの宿題:崖を登る

次の日朝5時半に起きて用意を済ませ、昨日の道を再び歩いてJETTバスの乗り場へ向かう。JETTバスはペトラへ行く時もイスラエルとの国境であるキングフセイン橋へ行く時も、同じアブダリオフィスから乗ることができる。キングフセイン橋へのチケットを買う際、行き先は「ブリッジ」で通じる。チケットを購入して、すぐに乗る時間になった。アンマンからイスラエルへ行くにはこのキングフセイン橋までJETTバスに乗り、国境を抜けてからイスラエル側でまた別のバスのチケットを買ってエルサレムまで向かう。今回のバスは小さく、イスラエル行きの人は前回のペトラ行きに比べて非常に少なかった。少し不安だが、西洋人の女性一人客が3人ぐらいいて彼女らのタフさを実感する。

朝が早かったため、バスが動き出すとすぐに寝てしまう。どれぐらい経っただろうか、国境に着いた。ヨルダン側では出国手続きの際に出国税として10JDの券を買う必要があった。もうヨルダンディナールはいらないと思って、現金はなるべく全部使い切ろうとしていたから危ないところだった。出国手続きを済ませると再び同じバスに乗り、イスラエル側へと入ってバスを降りたあと入国の手続きに入る。めちゃくちゃ人が多い列に並ぶことになる。ツアーバスのようなもので来た旅行者も多いが、それよりも現地を行き来するアラブ人が多い。列の周辺をうろついているのは、ポロシャツにキッパというユダヤ教徒の帽子を被ったセキュリティの人間。顔がヴォルク・ハンみたいだ。

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ヴォルク・ハン - Wikipedia

次回、13日目 イスラエルへ入国する