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クローズアップ現代のハルキスト特集がきつい #騎士団長殺し

2/23(木)に放送されたグローズアップ現代+は「いきなり130万部!?村上春樹新作フィーバー」というタイトルだった。この時点で「騎士団長殺し」の内容は全く明らかになっておらず、発売を目前にして番組で何を扱うのかと思えば、まさかのハルキストだった。その日はTwitterで「空想読書会」などというわけのわからないワードが飛び交っていたからおそらく見た人も多いだろう。僕は今やっと見た。地獄絵図ですね!!正直見てるのがつらいです!!毎年ノーベル賞のたびにハルキストたちがニュースに取り上げられ、その存在は知っていたがまさかこれほどとは…おぞましい!!

「空想本です」

なんと、まだ発売されていない本を勝手にデザインしちゃったようです。

新作速報!村上春樹フィーバーに迫る - NHK クローズアップ現代+

吊し上げのハルキスト

いや、別にさ、個人が趣味をどう楽しもうが、同じ趣味の仲間同士が集まって和気あいあいと過ごそうが全然自由だしかまわないんだけど、この差別を助長するテレビの取り上げ方はダメだろ。これはかつて、オタクをテレビで取り上げるときに散々用いられた手法で、テレビ側が視聴者に訴えかける悪意に満ち満ちている。しかもアンチハルキストまで引っ張ってきて対立を煽ったりしてさ、これどう見てもハルキストがキモいって前提の番組構成が明らかだし、晒し者に近いよね。そっとしておいてあげてください!!

っていうかこんなことやってるファンって、他の作家のファンにもいるの?それにしてもハルキストの女性ファンはそこそこ美人だなあと番組見ていて思った。男性はおっさんが多いけれど、村上春樹ファンっぽく小洒落たいけ好かない格好をしている。そのへんがやっぱり90年代のオタクと違うところか。多分ハルキストはハルキスト内でモテるんだろうな。村上春樹小説は性描写も多いから、そういうことはオープンなんだろうなと思うとハルキストの集まりがうらやましいです!

村上春樹、逆輸入作家説

宇野常寛もめちゃくちゃ語るなあ。そりゃあゲストで呼ばれてるんだから解説するのが仕事なんだろうけど、この人は「ハルキスト」として呼ばれたんだろうか…。彼いわく、村上春樹はクロフネ逆輸入作家だった。日本の文壇ではデビュー以来ずっとバカにされてきたが、海外での評価が高まるに連れて国内の評価も上がっていったという。「リトル・ピープルの時代」は村上春樹も取り扱ってたのか。全然知らなかった。

リトル・ピープルの時代 (幻冬舎文庫)

リトル・ピープルの時代 (幻冬舎文庫)

村上春樹ネタで遊ぶ人たち

春樹文体をパロったネタについて。あれは村上春樹本人もネタ的にやってるだろ。あれをマジでおしゃれとかカッコイイとか思っている人はいないだろうし、パロって楽しむのは正義だと思う。「多崎つくる」のAmazonブックレビューについてここでも触れられていた。それにしてもこのドリーさん、自分の部屋なのに落ち着きがない。

生きづらさを感じている若者へのエールって書いてる人もいたけど・・・いやーすれてないですなみなさん・・・。まさに生きづらさを感じている者の代表として言わせてもらいますとボクは読んでるあいだ、終始、「多崎つくると俺は違うからなー」と思っておりました。だってあれだぜ。ラストで恋人からの電話を待ってる時にオリーブグリーンのバスローズきてカティーサークのグラス傾けながらウィスキーの香りを味わってんだぜ? オリーブグリーンってクソ緑だぜ? 趣味悪くね? そんで「孤独だ・・・・」とかつぶやいてんだぜ? 石田純一なの? 孤独ってこんなオシャレだっけ? こんなやつに感情移入なんかできませんわな・・・。

Amazon.co.jp: 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の ドリーさんのレビュー

この意見については小説の物語と自分の生活をまじめに比較しすぎなんじゃないか。感情移入できないとか住む世界が違うとか、もっと言えばそこで語られている内容がやっぱりいけ好かないってことなんだろうけど、そこは単に読み方の問題だと思う。例えばスターウォーズ見て感情移入すんのかっていうとそんな場面は一切ないし「俺ジェダイじゃねえしな」なんて思うわけもない。あれが村上春樹じゃなくて、フィッツジェラルドやサリンジャーの小説だったら、好きになったかどうかはともかく何の違和感もなく受け入れられていただろう。同じ日本人で、古典でもなく同時代の作家で、舞台が東京だったりするから変に身近に感じて、その分自分のリアルな生活とのギャップが激しいから余計に反発してしまうのだ。

「騎士団長殺し」祭に参加する人たち

なにはともあれ、「騎士団長殺し」は既に150万部売れているそうです。異常だ。どれぐらい異常かっていうと2016年の年間ベストセラー1位が石原慎太郎の「天才」で、年間総売上が約90万部。それをおそらく発売初日に越している。この現象は前の1Q84の時もあって「なんでこんなに売れるんだろ」とか「発売前から売れてる(予約で)」と言われていた。一種のお祭り騒ぎだな。メディアも煽って普段本読まない人や村上春樹しか読まない人だったり、おそらく買ったけど最後まで読まない人まで祭の勢いでたくさん購入している。本の話題ってあまり人と共有する機会もないし、こんな祭も滅多にありません。買っていない人も今ならまだ祭の勢いに間に合うと思いますよ。僕も村上春樹は好きでよく読んでいるけれど、まだ1Q84も多崎つくるも読んでいないし、この本を買って読むのはおそらく文庫化されて電子書籍になって以降だろうなあ。そういうわけで読んだ人がいたら貸してくれるのを待っています。

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

お題「村上春樹」

ハルキスト情報

ノーベル賞に集まるハルキスト

「騎士団長殺し」に列ぶハルキスト

調べれば調べるほどおもしろい、ハルキストについてでした。

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