最近読んだ本

読んだ本の感想をあまり書かなくなったため、本を読んでいないに等しい日々と別れを告げるため、実は読書メーターに記録だけしていました。

最近読んだ本といっても数ヶ月単位のなんらかを並べていきたいと思う。

ワインズバーグ・オハイオ

戦前のアメリカの連作短編。シャーウッド・アンダーソンという人は知らなかった。フォークナーとかスタインベックとかよりも前の世代。自動車が出てくる前だからプルーストよりも前になる。

オハイオ州にあるワインズバーグという架空の町を舞台に、そこに住むうらぶれた人々の人生を集めたような話。都会から離れた地方文学として、現代にも通じるものが多々あった。

きみのまち

漫画家、イラストレーター今日マチ子の初めてのエッセイ集。僕はコロナ禍にツイッターに挙げられてたイラストをまとめたDistance等を買っていて、絵がいいと思った。この本にも絵はたくさん入っている。

日常生活や旅行、仕事における危うさというか、不器用さみたいなのがよく描かれていた。意外だと思った。

バンコク楽宮ホテル

80'sのバックパッカー実体験を小説にしたような本。この頃はバンコクもまだ魔窟だった模様。2000年代でもまだタイはちょっと怖い印象あったから、そこから20年前となるとよりカオスだったのだろう。

売春、病気、ドラッグ、難民、紛争と、全体的にダーティーな様子だった。そう思うと深夜特急は健全だなあ。

ガラスの街

ニューヨークが舞台の小説だけど、現実的というよりは幻想的で、けっこう変な話だった。探偵小説だと思って読んでいたら面食らう。

ポール・オースターの本を読んだのは初めてで、他はまだ読んでないけど思いのほか村上春樹っぽい。そう言われるとお互いは否定しているそうだ。面識はあって、関係も悪くないとか。

迷走写真館へようこそ

これは今もずっと連載が続いてるっぽい。写真を隅々まで細かく見て、思ったことなどの感想を書いている。写真はその道の人が撮った本格的なもの。

写真の見方というよりは、もっと気軽に写真を楽しんでいいという指標になるのか。

動物たちの家

動物を飼うということについて、振り返りながら思いを巡らせている。懺悔のような内容も多い。出てくるのは犬、ハムスター、鳥、そのへんだったかな。犬は3頭出てくる。

なかなか重くてページが進まなかったけど、読んでよかった。動物好きの人だったら、より気持ちがわかるのかもしれない。

他、個別に感想を書いてたもの

森山大道 路上スナップのススメ

パーティーが終わって、中年が始まる

写真はわからない