昨日個人投資家の人たちと話していたことを書いたが、お金のことを考え始めるのは物欲がなくなってからの方がいいんじゃないかと思った。あれがほしい、これがほしいと思っているうちは、お金を使わないでおくことに我慢が必要で、難しい。かっこいい服が着たいとか、バイクが欲しい、車がほしい、家を買いたいなんて思っているうちから30年後先を見据えて投資するなんて不可能だろう。今を楽しむためにはどうしても消費が必要だと思ってしまう。それはある意味正しい。若いうちに金を使わずに人生楽しまないで、年取ってから金持ってたってどうする?なんてどうしても考えてしまう。
続きを読む個人投資家と話した2
またまた2人の個人投資家と話す機会があった。彼らが口をそろえて言うのは「働くより投資のほうが儲かる」。今回はなかなか実践的な話を聞いたのでメモとして残しておこう。
- ゴールを決める
- 年間100万円ずつの運用
- 年間20万円ずつの運用
- 1億円を超える理由
- 年利20%?7%?
- 高いパフォーマンスを保つには
まだまだ夏、熱いマンガ特集2017
大学生の夏休みは9月末まで続くんだからまだ夏でいいだろう。熱いマンガ雑誌といえば、キングダム、嘘喰い、東京グール、源君物語、ゴールデンカムイ、リクドウなどを連載しているヤングジャンプだった。月刊誌だとジャンプSQが熱かったが、現在は以前ほどの勢いがない。個人的に最近熱いのはグッドアフタヌーン、少年エースあたり。それ以上にweb連載が良作に恵まれている。「青のフラッグ」なんてめちゃくちゃ騒がれているがまだ読めていない。
そういうわけで、ここ半年ぐらい読んでいるマンガからおもしろいのを挙げていく。夏や2017はあまり関係なく、新しくないマンガも含まれています。また、今までに挙げたことある作品は省いています。
- ぐらんぶる(good!アフタヌーン) ★★★
- 彼方のアストラ(少年ジャンプ+) ★★★
- イサック(アフタヌーン) ★★
- 虫籠のカガステル(月刊コミックリュウ) ★★
- ザ・ファブル(ヤングマガジン) ★★
- ゲーマーズ!(少年エース) ★★
- 創世のタイガ(イブニング) ★
- ジャガーン(スピリッツ) ★
- ピースメーカー(ウルトラジャンプ) ★
- 冴えない彼女の育てかた(ビッグガンガン) ★
- ユーベルブラット(ビッグガンガン) ★
- 東京卍リベンジャーズ(週刊少年マガジン) ★
- 賢者の孫(ヤングエースUP) ★
- マンガをどこで読むか
自分のことなんてどうでもよくないですか?
自分と他人との関係とか、自分を主体にすることがあまりおもしろく感じられなくなった。そういうことをおもしろがって考えていた時期はあったのだろうか。多分幼少期や若い頃は「自分とはなんぞや」みたいなことだったり、他人と関係を築いたり上手くいかなかったり、自分を主体にした他人との比較みたいなことを考えていたのかもしれない。そして段々とそういうことに飽きてくる。自分とか、他人とか、どうでもよくなる。
- 自分でも他人でもない「何か」
- 対象との向き合い方
- 悩むことに疲れたら
下鴨納涼古本まつりに行ってきました
8/11から16のお盆の間ずっとやってるみたいです。時間帯は朝10:00から夕方17:00まで。昨日は雨も降っていたけれど今日は降らず、ゆっくり見て回っていました。僕が行ったのは昼の2時頃。人はこのとおり多い。年齢層もまんべんなく。
僕が見て回っていたのは主に文庫とか新書。それ以外に古文書のような文献や、古い雑誌、ポスター、レコードやCD、一部マンガもありました。店舗数が40と多く、一日で見るのはけっこう大変です。
魂のこもった作品、削った命に心を打たれる
日本語には真剣という言葉がある。本気とか真面目という意味だが、もう一つ「斬れる刀」という意味もある。真剣勝負とは、斬れる刀で行う勝負のことを言い、勝てば生き残るが、負ければ死ぬことを意味する。つまり真剣という言葉は元々から生き死にを意味する言葉だった。
現代社会を生きる上で、生き死にがかかった現場、すなわち真剣勝負を挑む機会はどれほどあるだろうか。戦争に出向く兵士はそうだろうし、戦場のジャーナリストもそうと言える。プーチン政権を批判して暗殺されたジャーナリストなんかもまさに、真剣勝負を挑んでいた。
局地探検家もそうかもしれない。暗殺されたキング牧師やガンジーといった運動家、ホーチミンやチェ・ゲバラのような革命家もそうだろう。死ぬか生きるか、やり遂げるかもしくは殺されるか。そういう死線をかいくぐることでしか、人間は成長できなかったり、偉業を成し遂げられなかったり、人の心を動かせなかったりするんじゃないだろうか。
続きを読む夏、最近映画漬け。紹介や感想を4つ
夏は暑い。しかし映画館は涼しい。映画館で映画を見る人は最近また増えている気がする。映画見ようと思ったら基本1,800円ぐらいだが、割引サービスも多い。
- 毎月1日 1,100円
- 毎月14日 1,100円(TOHOシネマズ)
- 毎月20日 1,100円(MOVIX)
- レイトショー 1,300円
- テアトル会員 毎週火・金曜 1,000円(年会費1,000円)
- MOVIX会員 6回見たら1回無料(初回100円、年会費無料)
- TOHOシネマズ会員 6回見たら1回無料(初回500円、年会費300円)
これを安いと見るか高いと見るかはともかく、1000円ちょっとで最新の映画が、映画館のスクリーンと音響で楽しむことができる。世の映画好き人口はどれぐらいのものだろうか。やっぱり映画館で見たほうがいい映画は多い。たまにしか映画を見ない人ほど、映画館へ足を運ぶことをおすすめします。
料金案内 | MOVIX京都 | 松竹マルチプレックスシアターズ
- ウィッチ ★
- 自宅で見る
- ジョン・ウィック ★
- ディストラクションベイビーズ ★★
- リップヴァンウィンクルの花嫁 ★
- 映画館へ行こう
「魔女狩り」の恐怖
"人は宗教的信念によって行うときほど、喜び勇んで徹底的に悪を行うことはない"
―パスカル 『パンセ』
岩波新書「魔女狩り」(著者:森島恒雄)を読んだ。この本はドイツ、フランス、スペイン、スコットランドといったヨーロッパ諸国において、中世から18世紀まで続いた『魔女狩り』がどういったものか、その実態を調べたものだ。現代を生きる多くの人は「魔女狩り」について歴史の授業かなにかで学び、概要を知っていると思う。
例えば、ジャンヌ・ダルクの名前を真っ先に思い浮かべる人もいるかもしれない。百年戦争の英雄だったジャンヌ・ダルクは、異端審問により火刑で死んでいる。実は、これはいわゆる「魔女狩り」には当たらない。このような「異端審問」と「魔女狩り」の違いなども本書では明確に記述されている。
魔女と言えば、ディズニー映画や童話などに出てくる老婆を思い浮かべるかもしれない。しかし実際に「魔女裁判」で殺されたのは"いわゆる魔女"として思い浮かべる老婆だけではない。若い女性もそうだが、男性や子供など魔女の烙印を押された人間は、誰かれ構わず殺されている。
果たして、魔女はいたのだろうか?15世紀から18世紀の魔女裁判で「魔女」として殺された人たちは、30万から900万人と言われている(p201)。全体としての具体的な統計は残っていないため、推定にばらつきがある。ただ「魔女旋風」と記された時代においては、その具体数はかなりの数にのぼっている。
ジュネーヴでは3ヶ月に500人(1513年)、トレーヴス(ドイツ)では7000人が焼かれ、そのために二つの村は全滅し、別の二つの村では生き残る者女2人だけとなった(1580年代)。ザクセンでは1日のうちに133人(1589年)... p6
彼らは全員魔女だったのだろうか?そんなわけがないことは明らかだ。では何故このような「魔女狩り」が行われたのだろう。「魔女狩り」とは一体何だったのか。
- その前に「異端審問」
- 「異端審問」から「魔女狩り」へ
- 魔女的行為とは
- でっち上げられた魔女たち
- 「魔女狩り」が終わった理由
- 現代の「魔女」はあなた
思い出のヴィレッジヴァンガード
僕らの10代はヴィレッジヴァンガードと共にあった(僕は20代後半まで続いた)。ドンキホーテよりも文化的意識が高く、ブックオフよりもオタク臭控え目の、規格化されたサブカル憧れが集う場所だった「遊べる本屋」ことヴィレッジヴァンガード。しかしもはや失墜してしまって久しい。
ヴィレッジヴァンガード、大赤字脱却なるか | 東洋経済オンライン
僕にとって決定的だったのは、2014年にヴィレッジヴァンガード京都北山店が閉店したことだった。僕にとってのヴィレッジヴァンガード=京都北山店だったと言ってもいいぐらい、付き合いが長かった。店員と面識があったりするわけではないが、実家から自転車で10分ぐらいの距離にあって一時期は毎週ぐらいの勢いで通っていた。
- 京都北山店
- 出会ったもの
- ジャケ買い
- 海外旅行への入り口
- 海外文学・お香・雑貨
- 買わなかったもの
- さよならヴィレッジヴァンガード
「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(1995)」ネタバレ・感想・評価
『攻殻機動隊』を初めて見たのは、映画『マトリックス』が公開された頃だから1999年になる。当時マトリックスはめちゃくちゃ騒がれていた。そんなマトリックスが、日本のアニメに影響を受けて作られたと知る。オープニングシーンなんかはまるまるパクリというかオマージュになっている。そのアニメというのが『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』だった。監督は押井守、『ビューティフル・ドリーマー』で有名な人らしい。押井守については名前も知らず、ビューティフル・ドリーマーも見たことがない。結局マトリックスを見た後に攻殻機動隊を見た。映像はすごいし、サイバーパンクの世界観はかっこいい(もっと前にアキラを見ていた)。でも映画そのものは、当時高校生だった僕にはわけわからなかった。
攻殻機動隊は日本ではヒットしなかったが、アメリカではセルビデオが100万本売れたらしい。ビルボードランキング1位を取ったそうな。何じゃそりゃ一体。アメリカで受けたのはサイバーパンクの前進である『ブレードランナー』が人気だったことや、『アキラ』の影響もあったのかもしれない。攻殻機動隊はインターネットがある世界をベースにした設定である。映画が公開されたのは1995年で、アメリカにおいては既にWindows95を中心にネットが普及していたから、入りやすかったという意見もある。それにしても難しい映画だった。ネットや近未来の世界観において、「人間とは、自己とはなんぞや」という問いかけが物語の主題になっている。
- あらすじ
- ここからネタバレ
- 「人形使い」の正体
- 「人形使い」との対話
- 感想とか
映画「リンダリンダリンダ」で見たブルーハーツの力
底辺文化系トークラジオ「29歳までの地図」を聞いて、映画『リンダリンダリンダ』を見た。
映画の内容をネタバレしているため、映画を見る人はあとから聞いたほうがいい
軽音部が高校の文化祭でブルーハーツの「リンダリンダ」を歌うだけ、というシンプルな映画だ。起承転結を明確に描くというより、邦画にありがちなゆったりとした情景の中に変化を混ぜながらそのままクライマックスまで持っていく。
続きを読む