はてな題詠「短歌の目」3月

2回目の参加となりました。もうちょっと時間をかけて考えた方がいいなと思いつつもパパっと貼っておきます。

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1.雛

「雛壇に座る芸人たちに告ぐ、今宵も俺を楽しませろよ」

2.苺

スーパーで通りがかったコーナーに盛られたサラダ、苺が野菜?

3.夕

夕方の風が体を通り過ぎ、置いていかれた寒さと疲れ。

4.ひとり言

「うるさいなあ誰かいるんか?夜中やで」「誰もおらんわ、ひとり言やし」

5.揺らぎ

目の前の紐の揺らぎが偽物で、実は揺れてた自分の身体。

6.羊

「あの雲は?」「どの雲のこと?」「ほらあそこ、羊みたいな。全部そうだね」

7.線

足跡が重なりあってできた線、太くしつこくどこまで続く

8.バク

捕まえたバクを食べたということは間接的に夢を食べたの?

9.年度末

うしろから追いかけてくる年度末。追い抜いてゆく気ぜわしさたち。

10.信号

信号を横切るスーツの彼からはマンハッタンの道路のにおい