オーストラリアに興味が無い

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オーストラリアに来て3ヶ月ほど経った。元々オーストラリアのことはよく知らなくて、オーストラリアに興味があってここに来たわけではなく、ただなんとなくビザが取りやすくて時給が高くて日本に居たくなくてカナダから旅行を挟んで来たわけだけど、いまだにここのことを全然知らない。オーストラリアと言っても国は大きく、日本で北海道と沖縄が全然違うようにここオーストラリアにおいても地域によって全然違うだろう。ただ、あまり関心が湧かない。カナダもそうだった。歴史的背景、文化的背景が薄い土地に関してあまり興味が持てないようだ。

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オージー訛りについて

今は金欠事由のため日本人ばかりのところで生活しており、オーストラリアにいる感は気候だけ。別にそれはいい。英語の勉強をしに来たわけではないから。英語を学びにオーストラリアに来た人がいたとしたら、個人的にはあまりおすすめできない。オージー訛りは、僕は全然聞き取れない。アメリカ英語ともイギリス英語とも違う。もちろんカナダとも。カナディアンの英語はとても聞き取りやすかったため(慣れもあるが)、いまだにカナディアンのPodcastなんかを聞きながら英語の復習はしている。色々旅行した時も、ここオーストラリアの英語ほど聞き取りにくいところはなかった。ニューヨークやクロアチアで出会ったオージーたちの英語は聞き取りやすかったのに、何故だろう。出身地の違いだろうか。ストックホルムで会話したスウェディッシュたちの英語はすごくクリアだった。旅行先で出会った外国人の英語は大体聞き取りやすい。

ここは英語を学習するのに向いていない気がする。英語学校なんかに行けばきれいな英語を学べるかもしれないが、日常で使用する英語の訛りがキツすぎて、それに慣れてしまうとオーストラリア以外で通用しないのではないかと思えてきた。発音も用法も全然違う。外国に住んで英語を学ぶというのは、学校よりも主に現地の人とコミュニケーションすることや生活する上で学ぶことの方が比重が大きいため、そういう意味で言えばカナダやアメリカ、イギリスなんかで学んだ方がきれいな英語を使えるようになるのではないだろうか。ただでさえ日本人の英語はわけわからんと言われるのだから、そこにオーストラリアの特性が混ざると大変なことになりそうだ。ニュージーランドは知らない。

英語環境、というのが意外と曲者で、例えば僕は以前に外国人ばかりが集まった家に住んでいた。そこは韓国人、イタリア人、フランス人、ドイツ人、アルゼンチン人などと日本人の僕が生活していた。彼らの英語は、僕も含めめちゃくちゃなんだ。すごく間違っている。そして僕らはネイティブスピーカーではないため、その間違いがよくわからない。正しいのか間違っているのかよくわからないまま、何となく通じるから生活していた。これで英語が上達するわけがない。外国人同士で間違った英語を使い続けても意味だけは通じてしまうから、間違ったまま覚えてしまったりする。英語環境は必ずネイティブばかりの環境を選んだほうがいい。そしてそのネイティブがオージーとなると、うーん、それは好みがあるからオージー訛りでもよければそれで良し、僕はカナディアンの英語の方が好きだった。

オーストラリアの楽しみ方

オーストラリアのワーキングホリデーは、手続きなどをして3ヶ月間農場などで働けば2年に延長できる(セカンドと言われる)。こっちに来た日本人などは結構それをやっており、2年間かけて大陸を移動したり働いてお金を貯めたりしながら満喫しているそうだ。オーストラリアには世界各国から外国人の出稼ぎ労働者が来ており、そういった人たち向けの短期雇用先も充実している。1ヶ月2ヶ月働いて次の街へ移動するというような生活をしている人も多い。大陸を横断したり、ラウンドと言って大陸を一周する人もけっこういる。オーストラリアの自然などは確かに素晴らしいだろう。日本では見ることのないような景色や動植物などにもたくさん触れることができ、一生の思い出になるような経験だってできるかもしれない。ただ、個人的にはそういうのに全然興味が持てない。オーストラリア一周するぐらいだったら別の国に旅行する。

僕はサーフィンはしないけれど、オーストラリアの海は有名でiMacの色の名前にもなったボンダイビーチなんかには行ってみたい気もする。泳いだりするのも全然得意ではないがただ海や山が好きなだけで、そういうところに足を運ぶのはいいかもしれない。同時に思うのは「それって別にオーストラリアでなくてもいいんじゃね?」っていうことだ。じゃあオーストラリアならではのことってなんだろう。カンガルー?コアラ?エアーズロック?アボリジナルアート?やっぱり興味が無いな。オーストラリアの世界遺産で行ったことがあるのは、グレート・バリア・リーフだけだ。2年前にダイビングの体験コースで。

オーストラリアの世界遺産 - Wikipedia

オーストラリアの良いところ

何もオーストラリアが嫌いっていうわけではない。むしろ僕はまだオーストラリアについて全然知らないと言える。言葉も文化も人も何もかも。だから今の時点でオーストラリアがクソだとかそういうことを言うつもりはない。それは1年居ようが何年住もうが同じことだ。よく知りもしないで興味も持たないまま批判しようなんていう気はさらさら無い。ここを発つまでに、もっとオーストラリアを好きになっていられたらいいなと思う。カナダもそうだった。カナダと言っても僕はずっとトロントに居たけれど、別にカナダもトロントも好きではなかったし興味もなかった。今トロントに戻りたいとは思わないし、おそらく二度と行くことはない。それでもあの生活、あの街、あそこにいた人たちが懐かしいと思う。それは好きや興味とは少し違うかもしれないが、ここもそういう感想を抱いて出ていけるようにしたい。

今の時点で既に言えることは、バイトの時給が高い。こっちでたくさん働いた日本人は100万円分ぐらい貯金して帰ってくるのが定番になっている。オーストラリアの税制が変わり、来年度(6月以降)からはタックスリターンが無くなって稼ぎは大幅に減るけれど、それでも最低賃金$17は大きい。そりゃあ最低賃金以下の違法就労も当たり前になるわけだ。また、オーストラリアは気候が抜群に良いです。冬でも4~18℃の暖かさ。この気候は本当に最強。夏をまだ経験していないため、夏の暑い日がどうなるかわからないのは少し不安。紫外線は日本の7倍らしいから注意しましょう。