2ヶ月タバコを吸っていない

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限界かもしれん。まわりの喫煙者はだいたい小学校ぐらいで吸い始め、本数も一日一箱と多い。僕は珍しいことに、大学に入ってから吸い始めた。コンビニでバイトをしていたとき、銘柄の違いが気になって吸い比べたのがきっかけである。それから15年吸い続けたことになるが、いまだに一日一箱も吸ったことがなく、多くてせいぜい10本、基本は5本以下、3本も珍しくなく、1本以下であることもある。たくさん吸いすぎると喉と肺が苦しくなる。ときどき吸っていない時期もあった。一週間空くのは普通。一ヶ月吸わないこともあった。しかし今のように2ヶ月吸っていないことはあったっけ?なかったように思う。

1mmとか軽いものではなく、だいたいアメリカンスピリットのメンソール8mmを吸っていた。銘柄はなんでもよくて、あまりこだわりはない。強いて言えば雑味が少ないアメリカンスピリットを選んでいたというぐらい。他にはゴールデンバットやホープ、マイルドセブン、KOOL、マルボロ、ラッキーストライクなどなど、吸えればなんでもいいという感じ。就職して禁煙が推奨されても吸っていたし、辞めて外国に住んでからも吸っていた。

海外は禁煙が進んでいると思っていたが全然そんなことはなく、ただ値段が高いだけ。北米、オーストラリアでは確かに喫煙者はマイノリティだったかもしれないが、どこでも売っていて吸っている人はどこにでもいる。喫煙者が周りにいると、たとえやめる気があっても禁煙は難しい。ヨーロッパは喫煙者が普通に多かった。中東は喫煙者であふれている。ガーナは喫煙が嫌われており、ごく一部の人しか吸っていない。吸う場所もない。僕は吸い続けていた。

やめようと思ったことは、一度だけあった。大学生の頃、夜回り先生にハマっていた当時「さらば、哀しみのドラッグ」という本にタバコの害と中毒性について書かれていた。なんとなくやめてみようと思ったが、結局やめるには至らなかった。やめるほどではないと思った。それ以降は禁煙を考えたことがなかった。一日数本しか嗜まない喫煙はコストパフォーマンスが良くて、ジュースやコーヒーを買うよりも安い。効果はそれ以上。ニコチンのドーパミン分泌レベルはセックス以上だという話だ。「やめる理由がない」というのが、僕の禁煙しない理由だった。父も吸っており、祖父も吸っていた。祖父は肺がんなどにならず、89歳まで生きた。

結婚してからも喫煙は続けていた。それが2ヶ月前、検査を受けるから禁煙してくれと言われ止めて以来、今も吸っていない。検査は1ヶ月前に終わり、結果は良好だった。だから喫煙を再開してもいいっちゃいい。ただなんとなくやめたままでいる。今の環境は周りに喫煙者がいないため、誘発されることもない。今でも「タバコ吸いたい」と意識すればとたんに吸いたくなる。禁煙は一瞬で瓦解するだろう。だから、あまり考えないようにしている。周りからは禁煙を推奨されている。歳とって健康とかどうでもよくなったら再開しようか。果たしてそんな日は来るのか。禁煙失敗したらまた投稿します。