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足が縮む。今日は準備をおこたった。用意していなかった。わかっていたのにどうにかなると思った。どうにかなったにはなったが、時間はかけなかったから、通り過ぎた。

昔の記録、まんべんなく、今日も感想と行ったり来たり集中していた。全体を把握したかった。最後は、光明に向けたものなんじゃないか。これまでの系譜を踏まえ、男女の証明を残したかったのではないか。これこそが「愛のかたち」だったように思う。生まれてきた証。僕はそういうふうに感じたし、そう思って振り返るとよくわかる。嘘偽りではなく、並べ替えの妙。認識の齟齬。

はて、自分自身が追い詰める側、追い詰められる側にならないかという懸念は、杞憂だとわかっている。よく似ているところがある。性格。事例としては何があっただろう。典型的なものがあった気がする。追い詰めて、形にするといった。題材にしてしまう。ダルマの目を入れるとは、わかりやすい例えだった。

トイレから聞いたシャンソンは違うものだったからそのまま捨てた。偶然に期待するのはよくない。自ら見つけていく必要がある。同じ部分を払拭したい。本当はわからない。望んだわけではない。いや、望んでいたようにも思う。甘んじて受け入れるつもりはなかった。いまでも葛藤がある。おそらく、これからもずっとなくなることはないだろう。あきらめや予言ではなく、数学。

閉まっていた。二軒閉まっていた。足が縮んだ。もう一件は終わっていた。最後も終わりかけだった。入れ違いで驚いていた。罪悪感を医者に診てもらうべきか。