2.27

「他者の苦痛へのまなざし」の問に答えはあっただろうか。「他者の苦痛へのまなざし」で書かれていたことを端折って抜き出すと、

人間は裸の写真を求めるのと同じぐらい、グロい写真(ひどい写真、傷ついている写真)を求める性質がある。アートだ、報道だと言って、惨状を写した写真が消費されている背景には、人間の「ひどいものを見たい」という欲望がある。それは一部の特殊な性癖ではなく、太古においてはコロシアムやギロチン処刑が大衆娯楽だったこと、事故現場などをつい覗きたくなる衝動など、多くの人が抱く一般的な性質として説明されている。

それでは、そんな欲求を満たすために撮られた写真、アート写真でも報道写真でも、他者の苦痛を写した写真は、倫理的にOKなのだろうか?撮っていいのか?掲載されていいのだろうか?許されるのか?セルフポートレートならいいのか?消費構造そのものに問題があるのか?それとも問題ないのか?芸術に昇華していればいいのか?報道としての意義があればいいのか?

「他者の苦痛へのまなざし」は、そのまなざしの裏にある欲望についての本だった。結論はどうだったっけ、忘れた。いずれにせよ、現実にはひどい写真、グロい写真、人が傷ついている写真であふれている。

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Googleフォト終了に伴い、いろいろ見直していた。その一つとして、Evernoteの利用を再開した。Evernoteはずっと使い続けてはいたが、アクティブユーザーと呼べるほどではなかった。Evernoteでは主にメモ代わりの写真の保管や、Webクリップを使うようになる。Googleフォトの用途とは全然被らない。

Webクリップはその昔Pocketというアプリを利用していた。しかしあまりにも溜め込んでしまい、そのうえ全く読まなくなったため、使うのをやめた。それでも最近Webクリップを再開したのは、一度読んだものを参照したくなったときに、保存していないとたどり着けなくなったから。どう検索すればいいのかわからない。たどり着いても時間が経って有料版になって全文読めなくなっていたりする。記事自体が亡くなっていることも多い。

Webクリップを有効活用するコツは、気になるもの、読みたいものをクリップするのではなく、一度読んで残しておきたいと思った内容のみクリップすること。一度読み終えても残しておきたい記事のみ、クリップしよう。Evernoteは現時点で月60MB分なら無料でアップロードできる。ストレージの上限はない。最近クリップしたのはこちら。

他にもGoogleフォトの代用を探さないといけない。保管場所としてはdropboxももうちょっと容量が残っているため、写真などを入れていこうと思う。Googleフォトを無理にやめなくても、使いたい人は利用料を支払って使い続ければいいと思う。

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