7.2

6月は、あまり本を読めなかった。村上朝日堂を3冊読んだだけ。村上春樹のエッセイはスポーツドリンクを飲むのに等しくて、中身なんも覚えていない。読み切っていない本、つまみ食いはたくさんある。つまみ食い読書はまとまって頭に入ってこないから、一つの完結した本でこの読み方をやるのはあまりよくないなーと思う。

珍しく、ラジオを全然聞けていない。特に情報摂取系であるアト6がほぼ一ヶ月分まるまるたまっている。これはちょっともう消化できないなあ。29tizuもたまっている。雑談系であるバナナムーン、オーバーザサンあたりは消化している。中身の詰まっていない話しか聞けない。ときどきそういう周期がある。tani.fmは情報もあるけれど雑談でもある、ちょうど中間あたり。別冊アト6もそのはずなんだけど、こちらは長いからたまっている。雑談系の長い音声コンテンツは、一度止めてまた途中から聞いてもついてこれる構成だと聞きやすい。

ドラマは6月初旬に「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」を見た。物語をちゃんと文学的に落としていくんだけど、久々に重いドラマ見たなーという感想。もともとNetflixなんかで重いドラマばかり見ていたけれど、最近はしんどくなって手を出していなかった。気軽に流し見できるようなのばかり選んでいた。社会的だったり、重いドラマが評価されるのはわかるんだけど、ちょっと多すぎやしませんかね。コブラ会(シーズン2を除く)みたいなのが見やすい。まあでも身近な不幸を詰め合わせした「ある家族の肖像」が評価されるのはわかる。おもしろかったです。それ以外は全然見てないかな。

映画はたくさん見た方。「孤狼の血」「希望のかなた」「凪待ち」「閃光のハサウェイ」、映画館で見たのは「閃光のハサウェイ」のみ。「孤狼の血」は評判がよかったからずっと見たいと思っていた。今年続編が公開される予定なんだけど、続編できんの?という内容だった。というかまあ、すごい正統派な映画で似たテーマを扱ったたけしの「アウトレイジ」より見やすい。「希望のかなた」もアキ・カウリスマキを見たことがなくて、ずっと興味あった。こんな映画作る人なんだーという感想。確かに小津安二郎っぽい。「凪待ち」は「孤狼の血」を見た流れで同じく白石和彌映画。香取慎吾当て書きと聞いて納得。「閃光のハサウェイ」は3部作だということで、どれか一つぐらい映画館で見てもいいんじゃないか。ハサウェイとギギのやりとりが村上春樹っぽかった。

ちょっと村上春樹どうこう言い過ぎな気がしている。ハルキストではないけれど、村上春樹ウォッチャーではある。村上Radioもだいたい聞いている。騎士団長殺しをいまだに読んでいないんだけど、最近はこの二冊が手元にある。

6月はコンテンツを消費することに疲れた月だった。摂取を控えていたと自覚してたけれど、こうやって並べてみると意外と摂取してたな。世の中のことよりも、手元足元のことに目を向けたいです。