2023.1.7

今年もレコードを買いに行った。

去年タイ音楽を調べているとき、クルアンビンを見かけた。聞いてみて、とっつきやすい音楽だと思った。欲しいと思っていたら、たまたま近くで売っていたから買った。これから聞いてみる。

年末に、暇な時間がほしいと書いていた。

暇な時間があることをどう実感できるだろうと考えていたら、一つは日記だった。暇なときは日記を書ける。こういうweb日記よりも、手書きのメモなり手帳にて日記が書けたら、それは比較的時間と気持ちの余裕がある日だ。余裕がなければ日記なんて書いてられっか、ということになる。手書きだとなおさら、生活の合間合間に時間がなければできない。

「彼女の思い出/逆さまの森」を読んでいた。一番最初に収録されている「彼女の思い出(原題:A Girl I Knew)」を読んだ。20ページほどの短編。めちゃくちゃ好きな内容だった。これもサリンジャーの戦争小説。実話がモデルになっていそうな、つまり、そのへんにありそうな恋愛小説。留学先で同じアパートの下の階に住んでいた女の子に惹かれ、お互い英語とドイツ語の練習をする。そのうち相手には婚約者がいることがわかって、友達のままの関係が続く。

前の「このサンドイッチ」もそうだったけど、センシティブな青春文学やグラース家の物語だけではない、戦争文学としてのサリンジャーを見直す形になっている。新潮モダン・クラシックスのシリーズよいですね。2つ目の「ヴァリオニ兄弟」は、変な話だった。シカゴ近郊の売れっ子ミュージシャン、ヴァリオニ兄弟の話。